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「自分を愛して好きな道を歩んでいけばいい」りゅうちぇるが語る 自分の"普通"を貫く生き方

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「ジェンダーレス男子」の代名詞・りゅうちぇる。モデルのぺこと結婚後、今年2月には待望の第一子、リンク君が誕生し、一家の大黒柱としても輝きを放っている。

学生時代、自身の"個性"を偽ってつらい時期を過ごしていたというりゅうちぇるは、どのように「自分らしさ」を表現する術を身につけたのだろうか。9月8日、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2018で「『性別』ってなんですか?」と題したセッションに登壇予定の彼に、これまでの歩みを語ってもらった。

「男だから」「女だから」ではなく、その人に向いてるか、向いてないか

――「ジェンダーレス」という言葉はすっかり当たり前のものになりました。男女の垣根を越えて自己表現をされるりゅうちぇるさんにとって、「性別」とはなんでしょうか

りゅうちぇる:僕はメイクもするし、可愛いものが大好き。でも女の子が好きで…っていうタイプなので、昔から男だから、女だからとか考えるタイプじゃなかった。

今も「男だから」「女だから」ではなく、その人に向いてるか、向いてないかで考えています。

―― 過去には、ご自身の「性別」について迷われたことがあったそうですね

りゅうちぇる:幼稚園の頃から男の子がする遊びはあまり好きじゃなくて、バービー人形みたいな、女の子がする遊びが好きでした。周りには自分のように女の子の遊びをしている子はいなかったから、「あ、自分って人と違うんだ。変わってるんだ」って感覚は小さい時からあったんです。

でも、だんだん大きくなるにつれて、周りの目を気にする様になってきて。"男の子だけど可愛いものが好き"という、ありのままの自分だと一人になっちゃうことに気づいてしまった。孤独になるよりも、周りの誰かに合わせて一緒にいた方が安心できると思って、「なんでみんな一緒の服装なの?」と感じながらも、自分を偽っていました。

学生時代って学校がめちゃくちゃ大事じゃないですか。だからここでしくじったら、もう人生が終わるって思っちゃって。大人になったらそんなことないって気づくけど、そんな余裕が学生の頃はなかったんです。

―― そこから、何をきっかけに自分を取り戻したのでしょうか

りゅうちぇる:そうやって自分を偽って過ごしていると、だんだん、心が死んでいくのがわかったんです。

「偽りのお友達に、偽りの自分。何も本物じゃない」と思うと辛くて。結局、孤独にならないように自分を偽っていたのに、孤独だったんですよね。

だから中学からの知り合いが誰もいない高校に進学したんです。新しい環境で、ありのままの自分を出して、一からスタートをきりました。

まずはSNSで自分の居場所を作って、「ちぇるちぇるランドの王子様 りゅうちぇる」ってプロフィールに書いて…自分の好きな世界を作ってみんなにそれを見てもらって、どんどん自分をアピールしたんです。それを見知らぬ誰かが評価して褒めてくれて。その声はとても力になりました。

価値観の違いからくる批判は時が経てばみんな忘れてしまう

―― 中にはネガティブな声もあったと思います。そんな時はどう対応していましたか

りゅうちぇる:いろんな事を言ってくる人もいたけど、ありのままの自分をさらけ出していると、本当の自分をわかってくれる“本物の友達”が増えてきたんです。それも自信になっていたので、僕は大丈夫でした。

こういうお仕事をしていると、りゅうちぇるってこういう人なんだろうな、こういう感じなんだろうなって思われてしまうのは「仕方がないな」って思っています。傷つくこともあるし、勘違いされて悔しいなって思うこともあるけど、僕ゴムみたいなハートなんで(笑)ふふふ(笑)



ーー 考え方が柔軟なんですね

りゅうちぇる:中には、何かを人に伝えたいがために、「自分はこうだったのに!」って不満をぶつけてくる人もいるけど、それって価値観が違うだけですよね。

もし僕がしたことに対して、誰かが「それはだめ!ありえない!」って思ったなら、その人はその価値観を大事にすべきだと思うんです。でも、それと同じくらい僕だって自分の価値観を大事にしたい。どんなに話し合っても、価値観の話は平行線で終わっちゃうので、そこまで熱くもならないかなぁ。

テレビに出たての頃は、「ビジネスカップル」って言われたし、結婚しても、「ビジネス婚だ」と言われて。でも子どもが生まれたらそういう批判を言ってくる人も減ったんです。結局、価値観の違いからくる批判は時が経てばみんな忘れてしまうし、最後には何も言われなくなるんですよね。

それを経験しているから、5年後10年後に僕の批判を続けている人はいないだろうし、それを上回る良いことを提供したいと思っています。

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