記事
- 2018年08月31日 18:10
楽天、「みんなのビットコイン」買収、仮想通貨交換業へ参入
楽天は、仮想通貨交換業を営むみんなのビットコイン株式会社の全株式を、楽天カードを通じて取得すると発表した。
楽天は、みんなのビットコイン株式会社の全株式を連結子会社である楽天カードを通じて取得する。この株式取得は、楽天カードとみんなのビットコインの親会社であるトレイダーズインベストメントとの間で締結された株式譲渡契約に基づくもの。
みんなのビットコインは、2017年3月30日に仮想通貨交換所のサービスをスタート。2017年9月に仮想通貨交換業者の登録申請書を関東財務局へ提出。現在「みなし仮想通貨交換業者」として営業し、仮想通貨交換業者の登録申請中となっている。
今年4月に関東財務局から業務改善命令が出されたことをうけ、みんなのビットコインは改善に取り組んでいた。同社が仮想通貨事業を進めていくためには、楽天グループの傘下で事業を強化し、事業の安定と拡大、ユーザーへの新たなサービスの提供を実現できると判断し、株式譲渡に関する協議に入った。
楽天グループは、2016年にブロックチェーンの研究機関として「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国・ベルファストに設立。将来的にはECや実店舗での決済、P to Pでの決済手段として、仮想通貨による決済機能の役割が大きくなっていくと見込んでいる。仮想通貨の決済手段を円滑に提供していくためには、仮想通貨交換所機能の提供が必要であり、楽天グループとして仮想通貨交換業への参入を検討してきた。
またグループの証券会社である楽天証券において、FX顧客を中心に、仮想通貨による運用機会の提供を期待する顧客の声が大きくなっていることも、今回の仮想通貨交換業への参入検討の背景となっている。
MONEYzine編集部[著]
楽天は、みんなのビットコイン株式会社の全株式を連結子会社である楽天カードを通じて取得する。この株式取得は、楽天カードとみんなのビットコインの親会社であるトレイダーズインベストメントとの間で締結された株式譲渡契約に基づくもの。
みんなのビットコインは、2017年3月30日に仮想通貨交換所のサービスをスタート。2017年9月に仮想通貨交換業者の登録申請書を関東財務局へ提出。現在「みなし仮想通貨交換業者」として営業し、仮想通貨交換業者の登録申請中となっている。
今年4月に関東財務局から業務改善命令が出されたことをうけ、みんなのビットコインは改善に取り組んでいた。同社が仮想通貨事業を進めていくためには、楽天グループの傘下で事業を強化し、事業の安定と拡大、ユーザーへの新たなサービスの提供を実現できると判断し、株式譲渡に関する協議に入った。
楽天グループは、2016年にブロックチェーンの研究機関として「楽天ブロックチェーン・ラボ」を英国・ベルファストに設立。将来的にはECや実店舗での決済、P to Pでの決済手段として、仮想通貨による決済機能の役割が大きくなっていくと見込んでいる。仮想通貨の決済手段を円滑に提供していくためには、仮想通貨交換所機能の提供が必要であり、楽天グループとして仮想通貨交換業への参入を検討してきた。
またグループの証券会社である楽天証券において、FX顧客を中心に、仮想通貨による運用機会の提供を期待する顧客の声が大きくなっていることも、今回の仮想通貨交換業への参入検討の背景となっている。
MONEYzine編集部[著]