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欧州市場サマリー(29日)

[29日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が、EUを離脱する英国と密接な関係を築く用意があると表明したことでポンドが上昇し、ドルで収益を上げる銘柄が多いFTSE100種の重しとなった。

マーケッツ・ドットコムの首席市場アナリスト、ニール・ウィルソン氏は「バルニエ氏の発言は、英国のEU離脱交渉において明らかにプラスだ。年末までに何らかの合意に至ることを示唆する」と述べた。

ポンド高を受け、生活必需品銘柄の値下がりが目立った。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)<BATS.L>と酒造大手ディアジオ<DGE.L>は1.4%と0.4%それぞれ下落した。

FTSE350種原油・天然ガス株指数<.FTNMX0530>は1.01%低下し、FTSE100種の最大の押し下げ要因だった。個別銘柄では石油大手のBP<BP.L>とロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>がともに約1%値を下げた。

投資家らは株式に対して総じて慎重だった。米国とメキシコが大筋合意した北米自由貿易協定(NAFTA)見直し案について、カナダが合意するかどうかが分からない状態であることから、NAFTA再交渉を巡る期待が後退した。

こうした中、高級車メーカー、アストン・マーチンは、年末までにロンドン証券取引所へ株式を上場する計画を明らかにした。市場に対する前向きな見方の表れだ。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米国とカナダの協議に対する期待からリスク志向が高まった。

再交渉で、米国とメキシコの2国間協議は27日に大筋合意した。残りの協定加盟国であるカナダが合意するかに注目が集まっている。カナダと米国は29日の協議で解決に向けて取り組む。

ドイツの民放大手RTLグループ<RRTL.DE>は2%超の値上がりとなった。第2・四半期決算で収益とコア利益が市場予想を上回ったことが好感された。

ソフトウエア会社マイクロフォーカス・インターナショナル<MCRO.L>は2.9%上昇した。自社株買い計画を開始したことが買い材料だった。

<ユーロ圏債券>  イタリア国債利回りが低下した。アナリストらによると、同国が欧州中央銀行(ECB)に支援を要請する可能性を伝えたラ・スタンパ紙報道が材料視された。

同紙によれば、イタリアが格付け引き下げを回避する目的で、ECBに新たな量的緩和を要請する計画という。

イタリアのディマイオ副首相は、政府の来年度予算案が市場の信認低下につながった場合にECBが国債を買い入れるよう要請したとの報道を否定した。

2年債利回り<IT2YT=RR>が直近で10ベーシスポイント(bp)低下して1.19%。10年債利回りは5bp下がって3.13%で、ドイツ国債との利回り差は前日終盤の280bpから272bpに縮小した<DE10YT=RR><IT10YT=RR>。

ただ、ラボバンクの金利戦略部門幹部は「ECBが量的緩和でイタリアを支援するために介入する可能性を考えた場合、ECBが直面する政治的なハードルは非常に高くなるだろう」と話す。

アナリストらは報道について懐疑的な見方を示す。詳細に欠くほか、イタリアがECBの支援を希望するなら、諸条件を満たす必要があるとされる国債買い入れプログラム(OMT)に申請する必要があると指摘する。

単一国を対象にした金融政策手段は、ECBの使命と一致せず、政治的にセンシティブと受け止められる恐れもある。

DZ銀行の金利ストラテジストは、ECBがイタリア国債を対象に新たな量的緩和を行う公算は非常に小さいと指摘した。

この日のイタリア短期国債(Tビル)入札結果も地合いを下支えした可能性があるほか、利回りが5営業日連続で上昇していたことを受けショートカバーの動きを指摘する声も聞かれた。

イタリア以外の債券利回りは上昇した。米商務省が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比4.2%増と、速報値の4.1%増から上方改定された。これを受け、ドイツ10年債利回りが0.41%と3週間ぶりの高水準を記録した。

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