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JR西日本がやっていることは理念なき塹壕戦 異様な労務管理は十八番 また重大事故が起きますよ

 JR西日本が時速300キロで通過する新幹線車両の風圧を間近で体験させる、これを業務命令で行っているというのだから驚きです。
JR西日本、新幹線トンネル内に座らせ“研修”」(MBS2018年8月24日)
「JRなどによりますと、「風速体感研修」などと呼ばれ、上りと下りの線路の間にある幅約1メートル深さ約1メートルの通路に数人がうずくまり、間近を通過する新幹線2~3本の風圧を体感するということです。2015年に福岡県のトンネル内で起きた部品落下の事故を受け翌年からおこなわれていて、これまでに24回、車両検査の担当者約190人が受けたということです。」
 狭い空間の中に人を押し入れ、そこを時速300キロもの速度で通過するのですから、恐怖以外なにものでもありません。

どうしても思い起こされるのが非人間的な塹壕戦

 これはどう考えても2015年に起きた部品落下事故への報復でしかありません。

 安全性には配慮って、ぶつかったりするわけではありませんから(そうなれば間違いなく死に至ります)、そういうことではなく、恐怖心を与えることで精神的な異常を来したりしないのかということへの配慮は全く感じられません。

 時速300キロともなれば、ちょっとしたミスが大事故につながります。300キロで走行させているという自覚は必要です。

 そうであるならば経営者はどうなのでしょう。その自覚を持つために自分たちも同じような「研修」を受けたのでしょうか。経営する立場であろうと、理屈は同じです。そうした時速300キロの風圧を間近で受けることをしなければ自覚はできないというのであれば経営者は違うとは言えないはずです。

 もちろん、自分たちもやっているからいいんだということにならないのは当然ですが。

 他のJRグループはそのようなことはしていないでしょう。

 JR西日本といえば、「日勤教育」が有名であり、宝塚線脱線事故を誘因しました。
宝塚線脱線事故と無罪判決、一番の問題点は?

 ボルト脱落事故への対応策は、このような非人道的な研修に結びつくというのがJR西日本の体質を如実に示しています。このようなことをしていては、今後、まともな人材も集まらなくなります。

 このような異様な労務管理しかできないJR西日本では、また重大事故が起きますよ。

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