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鉄道混雑率ランキングに見る過去と未来

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筆者は東京メトロ東西線ユーザなのだが、東西線と言えば首都圏でも曲悪な混雑率を誇り、「通勤で一日の体力を使い果たす」とか「肋骨が折れる」とか「手を離した鞄が地面に落ちない」とか痛勤ラッシュを形容するコメントには事欠かない。2014年には帰宅ラッシュの東西線で乗客を詰め込みすぎて窓ガラスが割れるという事件も起こっている。

国土交通省は7月17日、都市鉄道混雑率調査を発表した。それによれば東西線が堂々の混雑率トップの199%となっている。混雑率の概況は次の通りで東西線のユーザから言えば、199%という数字は控えめで、これを見ると250%程度ありそうな気がする。少なくとも通勤ラッシュの東西線で週刊誌なんぞ読んでいる人がいれば殺意を覚えるレベルだ。


東西線15000系の定員は先頭車両で143名のようなので、乗車人数を変更して混雑率を可視化するVizを作ってみた。右上のスライダで人数を変えれば詰め込み具合が変わる。スケールも適当なので単なるイメージでしか無いが、やはりラッシュ時の東西線の車両には300人ぐらいは乗ってそうだ。


都市鉄道混雑率調査による最新の混雑率ランキングを次に示す。Interactive Viz (Tableau Public)の上部に配置した分類、事業者名、混雑率では、表示する路線をフィルタすることができる。また表示は混雑率順、事業者別を切り替えて見ることができるので、必要に応じて切り替えてほしい。特筆すべきは複々線化によって混雑率が192%から151%まで改善した小田急線になるだろう。


Interactive Viz (Tableau Public)

東京圏の平均混雑率は163%、大阪圏は125%、名古屋圏は131%、混雑率が180%を超えている路線は11路線に上っており、全て首都圏に位置する。大阪圏の混雑率は首都圏在住者からすると夢のようで羨ましい限りである。


Interactive Viz (Tableau Public)

それでも混雑率の推移を見てみると混雑率はこの70年改善を続けてきたことが分かる。1950年に軒並み200%を超えていた混雑率は輸送力の増強と、利用者数の減少に伴い、現状のレベルまで改善されてきた。東京圏の輸送力は1950年の1.66倍に増強されており、一方で輸送人員は1.23倍にとどまっているため、混雑率は221%から163%まで低下したのだ。

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