
[14日 ロイター] - ウクライナ西部の町リビウで、候補者100人以上の中から住民が選ぶ最優秀街路清掃人にミロスラフ・ノボスタフスキーさん(61)が輝いた。
ノボスタフスキーさんは、毎朝夜明けとともに起床。4年にわたり町をきれいに保つことに貢献してきた。「受賞できて幸せだし、こんなに年を取ってから、少しだけでも清掃の仕事を尊敬してもらえることが分かって幸せだ」と話す。
清潔なポーチや、ヒマワリの咲く庭が、ノボスタフスキーさんの仕事の素晴らしさの証明だ。近隣住民にも、その熱心さは知られている。
「タクシー運転手をしている隣人に『いつ眠っているのか。私が夜仕事から帰ってくると、あなたは働いている。朝仕事に行こうとするときも働いている。夕方帰ってくると、あなたはまだ働いている』と聞かれたことがある」と話すノボスタフスキーさん。午前零時か、深夜1時くらいまで仕事をしているという。
これまで国外に出たことはなく、清掃人になるまで30年間、バス工場で機械工として勤務していた。リビウ市長からは、3日間の欧州バス旅行が贈られた。