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昼のトップニュースだった福島2号機の温度78度は、午後に80度台後半との間をブレ上下、専門家の見方を保安院に伝えたところ

昨年夏前の原発不安定期に、的確な指摘を下さった元原発メーカー関係者から、以下のメールを頂いたので、党内の詳しい方とも相談して、原子力保安院の深野院長に伝えました。内容は以下のとおり。

「温度上昇が起きていると考えられる場所は圧力容器の方位0度、高さはバッフルプレートのある位置。圧力容器の内面の近傍に、溶融塊が張り付いて発熱している。現在の、給水ノズル、炉心スプレーは、スパージャーという穴のある内部配管で炉心を冷やすので、内面近傍は、冷却水が少なくなって、冷やされてない可能性がある。従って、方位0度方向にある他のノズルから、容器の壁に沿って冷却水を入れれば、温度が下がるはず。炉心スプレー、給水ノズルでは、方位0度方向の炉壁に近い部分が、流量増加しても、現在の流れの方向が違うので、冷えない。」

 深野院長は、
「0度の方位にある温度計で、温度が上がっているものの1.6m下の温度計は30度台、圧力容器の同じ高さにあと2つある温度計も温度が下がっているので、これだけ上がったままの理由は不明、78度だったのが、70度台半ばから80度台半ばの間を乱高下し始めたので、温度計の故障もありうる」
、と言っていました。しかし、1.6mしか離れてないとはいえ、その間にはバッフルプレートがあるから、遮断されるという説もあります。つまり、上の温度が高くて、下は低いということはありうる、ということです。

 深野氏から聞いた、唯一の朗報は、キセノンが増えてないということ。また、報告します。

いずれにしても、冷温停止、安全宣言には早すぎたと言えます。
 自らの仕事を増やしたくない、自らのミスを認めたくない、だから、こうあってほしいという状態にある、と思い込んでしまう、東電や官僚にありがちなことです。そして、それを見破ったり、斟酌したり、取捨選択して自分なりの判断ができない、未熟な民主党政権によって、この2年半、よくおきている状況ですが、原発となると、それではすまされません。

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