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エジプト情勢(10日)

エジプトでは11日からの市民不服従運動を前に、軍が全土に展開し、一部に軍のクーデターの噂が流れたこと先日お伝えしたとおりですが、その11日の前日の金曜日には、金曜礼拝後数千人の群衆がタハリール広場に集まり、軍事評議会の退陣を求めたとのことです。

他方これに対して、軍事評議会とガンズーリ首相は不服従運動を強く非難し、これは国家の破壊を狙うものだとしたとのことです。

一方自由公正党(ムスリム同胞団系)はガンズーリ内閣の退陣を求め、自分たちが責任を背負う用意があると表明したとのことです。

これらの動きの中で、潜在的に更に重要かと思われるのは、al jazeerah net およびal qods al arabi net が金曜礼拝で、エジプト各地の多くのモスクの導師が、不服従運動を強く非難したと報じていることです。

これらの導師は、不服従運動を呼びかけている者たちは、革命を唱えつつ、自分たちの利己的利益の為に動いているが、現在エジプトが必要としているのは、真面目な労働での国家の再建であって、不服従運動はエジプトの国益を損なものであるので、人々はこれに従ってはいけない、との趣旨を述べたとのことです。

現在のエジプト各地の導師の多くは前政権時代からの人たちだと思われますが、それにしても先般の選挙で示されたようにイスラム回帰現象の強いエジプトでの金曜礼拝の説教の影響力は無視できないと思います。

もしかしたら、一般のエジプト人の間にも、革命の呼びかけと何時までも続く政治的不安とそれにともなう生産の低下、経済の低下等に嫌気をさす人間が増えていることの反映であるかもしれません。

革命の継続を呼びかける勢力の多くが、選挙では殆ど支持を獲得できない癖に、街頭行動で自分たちの呼びかけを実現しようとして、混乱と政治不安と何よりも経済の低下、失業の増大等を招いていることに対する反発があってもおかしくはありません。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-02-10-12-24-58.htmhttp://www.aljazeera.net/NR/exeres/E45E8BA3-9FCE-4368-B901-055C525C68BF.htm?GoogleStatID=1

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