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日本の轍を踏むなと指摘した英紙はマユツバ

 橋下氏が錦鯉なんですって。どうして?

 野田総理はドジョウだけど、橋下氏はそれと大違いの錦鯉というのです。誰が言っているかと言えば、英国のフィナンシャル・タイムズだそうです。

 まあ、私も引っかかってその日本語訳の記事を読んでみたのですが、そもそもそんな表現を外国人が思いつくのでしょうか?

 だとしたら、書いた記者は日本人の記者であったのか?

 いずれにしても不自然な記事であるのです。

 欧州は、今緊縮財政にばかり目が言っているが、そんなことをしていると日本の轍を踏んでしまうぞ、と書いているらしいのですが、そんなこと本当にフィナンシャル・タイムズが言いたいのか?

 ただ、だからと言って私が、緊縮財政にばかり目が行くのがよくないという指摘を批判するのではないのです。今のようにギリシャ側に緊縮措置を押し付けることばかりしていても、なかなか展望は開けてこないでしょう。

 でも、日本を引き合いに出すのが不自然で仕方ないのです。

 というのも、日本がこれまでとんでもないほど緊縮財政に励んできたというのであれば、それならそれで分かるのです。現実はその反対です。何故なら、対GDPでみて世界一政府債務残高が高い国であるからです。

 そのことをもう10年以上も指摘してきたのはフィナンシャル・タイムズであるのです。フィナンシャル・タイムズをこれまで読んだことのある読者なら皆知っているのです。

 それに、いつも批判の矢面に立つのは、あの橋本総理の増税ですが、その増税にしても今の5%に消費税を引き上げただけの話です。

 一方、欧州の国では20%とか30%という消費税率は当たり前のようになっている訳ですから。日本の消費税率が欧州よりも高く、その結果、日本の経済の活力がなくなってしまったというのであれば、それなら説得力を持つでしょう。でも、現実は反対。つまり、消費税率がある程度の影響を与えるのはそのとおりだとしても、消費税率が全てではないのです。でなければ、スウェーデンなどの高成長ぶりを説明できないのです。

 確かに日本は、この20年間ほど名目GDPは伸び悩み、そして、ラリーマンの賃金もなかなか上がらない状況にあるのは事実であるのですが‥だからといって、経済の活力が本当に喪失してしまったのではないのです。何故ならば、ご承知のように企業には何百兆円という単位の内部留保が貯め込まれているからです。本当に橋本増税が長い間深刻な影響を与えているとしたら、企業がそのような内部留保を貯め込む余力などない筈です。

 ですから、どう考えてもこの英紙の指摘記事はおかしい! 不自然すぎる!

 それに、橋下氏が、緊縮財政をストップさせる役割を果たすことを期待する書き振りなのですが、橋本氏は、中学生が通学費を稼ぐためにアルバイトをするくらい結構なことではないか、と言うほどの人なのです。全然橋下氏がやっていることを理解しているとは思えない記事なのです。

 一体全体、何をこの記事は言いたいのでしょう?

 いずれにしても言えることは、欧州は、今日本のことなんか少しも考えていないということです。

 日本の轍? なんて思っているに違いないのです。

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