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2月10日午前の衆院予算委員会は歴史的討論の場となった

 国会審議は茶番と相場が決まっている。

 特に民主党議員の質問は八百長であり時間つぶしだ。

 野党の質問も不勉強な議員の質問は不毛だ。

 政府を追及できないまま馬鹿をさらけ出して終わる。

 しかし2月10日の衆院予算委員会における自民党の茂木敏充と西村康稔の質問と野田首相とその閣僚たちの質疑応答は意味があった。

 これは大袈裟に言えば歴史的質疑・応答だ。

 デフレ・円高対策に対する正面からの経済政策論争である。イラン有事に対する自衛隊の対応についての正面からの国防論争である。

 その立場については国民の間でも賛否両論あるだろう。

 しかし避けては通れない論争だ。

 それを偶然に目にした私はそれを聞きながらこのブログを書いている。

 野田民主党政権と野党第一党の自民党との正面からの論争となる。

 そのはずだった。

 しかしそうならなかった。

 何一つ、野田首相とその閣僚がまともな答えをしなかったからだ。

 出来なかったからだ。

 言い逃れやウソに終始したからだ。

 それどころか経済政策については前原政調会長が、そしてイラン有事の自衛隊対応については長島昭久首相補佐官が野田首相が答弁する政策よりも自民党の目指す政策と一致する事が明らかになった。

 経済政策もイラン有事の対応も、今後は自民党と前原政調会長が、そして自民党と長島昭久補佐官が、ともに協議をしてつくっていく事になる。

 それを野田首相が認めてしまった。

 こんな政権政党は無い。

 こんな政治はない。

 野田民主党政権はもはや政権政党の体をなしていないのだ。

 野田首相やその閣僚は、言い逃れに終始するが自信をもって自らの政策を進める能力も気迫もない。

 それどころか政策そのものが無いのだ。

 その後に続く質問も、質問者がまともな質問のできる能力があれば野田首相とその閣僚の無能さをあばき続けていくことになるだろう。

 まともな国会審議を行なえと皆が言う。

 メディアが言う。

 私も言う。

 しかしまともな審議に入ったとたん審議が進まないことが証明された。

 私が歴史的討論の場となったと書いた理由がここにある。

 国会討論など誰もまともに聞く国民はいない。

 それを聞いても理解できる国民は少ないそれを報じるメディアも、何が重要か理解できないまま政局がらみの報道しかしない。

 しかし政策論争はまちがいなく始まった。

 そしてその政策論争が始まったしょっぱなから野田民主党政権はその無能さ、党内分裂さを露呈してしまったのだ。

 この政権では新年度予算を成立させることは出来ない。

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