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健康作りで通うスポーツジム 張り切って死にかけるシニアも

【ジムで汗を流すのは良いが…】

 スポーツジムは今、健康志向のシニアで連日大盛況だが、シニア会員によるトラブルが頻発。プールで井戸端会議を始めたり、スーパー銭湯代わりに利用したり、女性インストラクターをナンパする男性など“困ったシニア”に頭を悩ませられるケースは少なくないようだ。そして、会員本人が張り切り過ぎてトラブルになるケースもある。神奈川県内のジムに通う60代男性が打ち明ける。

「毎日のようにプールで熱心に水中ウォーキングをしている70代後半と思しき男性がいるのですが、いつも決まって途中で股間を押さえながらプール脇のトイレに駆け込むんです。“まさか水中で漏らしているのでは……”と利用者は不安がっていますが、“証拠”がないので注意もできません」

 千葉県のあるジムでは救急車の出動騒ぎもあった。

「誰とも話をせず、いつも黙々と運動しているシニア男性がいました。先日、運動を終えたその男性がロッカーでぐったりしていたので『大丈夫ですか』と声をかけると、『放っておけよ!』と怒鳴られた。でも放置された男性はそのまま動けず、スタッフが大慌てで119番していました。軽い脳梗塞で、幸い一命は取り留めたそうですが、健康づくりのためのジムで死にそうになるなんて、本末転倒です」(ジム関係者)

 リタイア後には膨大な“自由時間”が待ち受けている。家でゴロゴロしているよりは、ジムで体を動かしながら他人と触れ合うほうが健康的なのは間違いない。だが、高齢者にとって注意すべき点は数多くある。中高年への指導経験が豊富な元フィットネスインストラクターで体育教師の石原舞氏が言う。

「最近はインストラクターが常駐しない格安ジムも増えていますが、高齢者は体調の急変やケガのリスクが増します。万が一を考えれば複数のインストラクターが常に目を光らせているジムに通うのが望ましい。また、ジムは大勢の人が利用する公共の場であることも忘れてはいけません。自分勝手な振る舞いが、知らず知らずのうちに他人に迷惑をかけていることもある」

 いくら年齢を重ねても、大目に見てはもらえない。

※週刊ポスト2018年8月10日号

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