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ソニーの復活はあるのか?

日本を代表する歴史的経営者の一例として松下幸之助、本田宗一郎、豊田佐吉/喜一郎、中内功、そして盛田昭夫/井深大氏とくればご存知でない方が少ないかと思います。しかしながら、これら代表的日本企業もいまや、世界で張りあえ業績としても日本の代表格として残っているのはトヨタぐらいかもしれません。

松下商店にしろ、本田商店にしろ、盛田/井深商店にしろ、DNAが発展的変異をしていません。中内商店においては既になくなりました。盛田/井深商店の場合DNAが変異できないのは特に初期のインパクトが強すぎたことがあります。日本を、あるいは世界を驚かせるような商品が次々に出てきたのは両名が健在でそのDNAが社内に強く広く浸透していた時まででした。私の記憶する限りウォークマンを最後にソニーは違う会社になってしまいました。

それはウォークマンを知って入社した社員が作ったソニーのクローンであり、「代表的日本企業の社員になれた安堵感」と「プライドの塊」をそこに植えつけました。それを極めたのが出井伸之氏だったと思います。氏はソニーのパイオニアのDNAを経営指標に移し変えてしまいました。いわゆる大企業の管理というスタイルに成り変ってしまいました。

私もソニーに関する図書はいくつか読ませていただきましたが直感的に思うのは今のソニーはソニーという名の別の会社である、ということであります。

しかしながら私はハワードストリンガー氏がCEOの役を降りたと聞いてソニーの株式を少しだけ購入してみました。理由は社長兼CEOになる平井一夫氏がソフト畑のみを歩いてきたキャリアであり、その強みからソフトをベースにハードを創生する体制に出来る可能性を秘める方である、と期待しているからです。

もちろんハワードストリンガー氏も同じようなキャリアでありますが、彼はそれを達成できませんでした。それはストリンガー氏は出井氏と同じような経営管理を目指した感があり創造性をもった社内資産の融合に失敗したからであります。

平井氏に出来るか?これは期待するしかありません。氏がソニーを一旦、内部解体するぐらいの勢いを持って作業に取り掛かれるかにかかっています。往年の日本大企業の復活においてソニーがその手本を見せないことには他社はもはや迷路にはまって抜けられない状態にあるのです。ですから新生ソニーに第一歩を示していただかなくてはいけないのです。

名だたる日本企業はその源泉を辿れば起業家マインドを持って立ち上げた方がベースを築きました。その後、数十年経ち、企業は創業者ブラッドを引継ぎ、経営というレールの上を走ることをDNAと勘違いした節はあります。言い換えれば創業者を乗り越えることが出来ない罠に引っかかっているともいえます。

今から20年後、日本式経営の発想が変化しない限りソフトバンクもユニクロも日産自動車も同じ罠に陥ります。それは創業者や功績者を祭り上げ、神聖化することで神の上に神が作れないそんなジレンマに見えます。

私は平井氏にソニーをリボーン(re-born)させて貰いたいと思います。平井DNAを新たに植え付けるぐらいの新たな気持ちが必要かと思います。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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