- 2018年08月05日 08:41
【FIFAeW杯サウジゲーマー優勝】
FIFA=国際サッカー連盟のeWorld Cupの決勝戦が4日、ロンドンで開かれました。このeスポーツ(コンピューターゲーム)の試合で、サウジアラビアのMosaad “Msdossary” AldossaryがベルギーのStefano “StefanoPinna” Pinnaに勝利して優勝。
獲得賞金は25万ドル(約2800万円)です。eスポーツの裾野が広がっているという報道が相次いでいます。動画を見るとイメージがわくと思います。
(YouTube)
Reutersは、ロンドンのO2アリーナで開かれたFIFAのeWorld Cupの決勝戦で、サウジアラビアの18歳のMosaad Aldossary~ゲーム名MSDossaryがベルギーのStefano Pinnaに4-0で勝って賞金25万円をか獲得したと伝えています。
PlayStationとXboxを使った試合で、それぞれ2-0で勝利し、Pinnaにゴールを許さなかったということです。Aldossaryは優勝が決まったあと「母国に誇りをもたらしたことに誇りを持つと語ったそうです。ゲームの間に同席していたのはいとこでもあるコーチ。
32人が勝ち残ったファイナリストの試合は、Twitch,Twitter, YouTube, Facebook、FIFAのプラットフォームで世界中に配信され、試合に2000万ユーザーが参加したということです。
APは、FIFAのサッカーの試合のゲーム版の選手は、ロシアで開かれた本物のワールドカップと同様に薬物を検知する尿検査を経る必要があったと伝えています。サウジアラビアのAldossaryは尿検査のあと「スーパースターのようだ」「まるでChristiano Ronaldoなどトップ選手だ」と語ったということです。
この試合はゲーム開発会社のEA Sports社と共同で14年前から開催しているものの、こうした検査は初めてだとしています。賞金は2年前の2万6000ドルからいっきに10倍近い25万ドルに引き上げられました。
BBC Sportsは、ゲーム開発会社にも着目。バーチャルなワールドカップが始まったのは2004年ですが、FIFAとEA Sportsがここまで大掛かりの仕掛けで大規模な資金を投じたのはここ2年くらいだとしています。さらに、EAはアメリカンフットボールのゲームMaddenをディズニー傘下のESPNで配信すると報じています。