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東京医大の入試点数操作「なぜ今さら?」と予備校関係者 「他大学でも40年以上前から行われている」

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東京医科大学で、一般入試の女子受験生の得点を恣意的に減点し、合格者数を抑制していたことが分かった。8月2日、読売新聞などが報じた。

東京医大では、英語、数学、理科の3科目で行われるマークシート式の1次試験に合格した受験生が、面接や小論文などが行われる2次試験に進むことができる。報道によると、点数操作は2010年頃から行われていて、1次試験の後、女子の得点を一律に減点していたという。

ネットでは「時代錯誤過ぎる」「信じられない」など、驚きと怒りの声が広がっているが、都内の医学部専門予備校の関係者は、「この手のことは昔からある。裏口入学の件で火が付いたのだと思うが、なんで今さら?という感じ」だと話す。

偏差値の低い私立医学部では「1点いくらで買わないか」と電話がかかってくることも

画像は東京医科大学の公式サイトのキャプチャ
画像は東京医科大学の公式サイトのキャプチャ

「少なくとも、10年以上前からやっていることは確かです。東京医大に限らず、3、40年以上前からこうした点数操作を行っていると、大学関係者から聞いたことがあります。」

得点操作が続いてきた背景には、現場の問題があるという。

「医師会の先生方は皆『男の医師が欲しい』と言います。女性の医師は、一番働いてほしい時期に出産や結婚で現場を去ってしまう。勤務医は今、24時間から36時間勤務という激務で、食事も粗末なものです。そういう状況で戦える人がいないと困る、という思いからです。偏見かもしれませんが、こういう状況では、女性より男性のほうが頑張ってくれるだろうという見方があります」

読売新聞の報道では、点数操作について東京医大関係者が「必要悪」と話すコメントも掲載された。ネットでは「最低最悪のコメント」「不必要な、純然たる悪」と批判が出ているが、取材に答えた予備校関係者は、「悪、という言い方もどうかと思う」と、大学側の事情に理解を示していた。

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