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次世代SNS企業のビジネス・モデル?ユーザ規模を急拡大しなくても売上を出すPinterestの秘密

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ショッピング・サイトなどへのユーザの誘導率で、ツイッターと肩を並べるほどアメリカ国内で影響力を強めている新興SNS企業のPinterest。同社については、先週ここで紹介したが、同社の急成長のトリックが明らかになってきた。

「Pinterestが驚異的なのは、2011年12月時点で、ユニークビジター数ではTwitterの6分の1程度の規模でありながら、主要サイトへの誘導率では、昨年12月時点で2.5%と、Twitterの3.62%に肉薄しており、今月になってTwitterとほぼ肩を並べる」と前回紹介した。その驚異的なサイト誘導率の高さを、さらに売上に直結させる手法をPinterestは開発しているのだという。その手法というのが、ユーザの「ピン(投稿・貼り付け内容)」をPinterestが勝手に修正することだという。

ユーザがPinterestへ投稿・貼り付けした内容がeコマース・サイトへリンクしている場合、もしそのeコマース・サイトがアフィリエイト・プログラムを実施しているのであれば、Pinterestはユーザが投稿したリンクを勝手に修正して、自社のアフィリエイト・トラッキング・コードを追加しているのだという。もし別のユーザがPinterestに投稿されている写真をクリックしてeコマース・サイトで商品を購入すると、Pinterestには成果報酬が還元される。Pinterestのサイトでは、こうしたリンクの自動修正について、ユーザへ情報開示が行われていないという。(但し、ユーザの投稿に既に独自のアフィリエイト・トラッキング・コードが付いている場合、Pinterestが自社のコードに置き換えることはないと報告されている。)

Pinterestは、skimlinksのサービスを利用してリンクの修正を行っている。skimlinksは、自動でサイト内を調べ、アフィリエイト・プログラムを行っている製品に関するリンクがあれば、そこに(Pinterestの)コードを追加する。skimlinksは、アフィリエイト・プログラムで発生する成果報酬の25%を徴収している。

このPinterestの「ビジネス・モデル」が興味深いのは、ユーザに情報開示せずに自社のアフィリエイト・トラッキング・コードを挿入しているということもさることながら、新興企業のベータ版サービスでありながら、既に売上を出すビジネスであるということだ。Josh Davis氏が指摘するように、第1世代のSNS企業というのは、これまでユーザ数を獲得して規模を拡大することが最優先の目標だった。FacebookにしてもTwitterにしても、まずは無料でサービスを提供し、ユーザ数を拡大させてから、広告事業やその他の売上をもたらすビジネスを考えるというパターンだった。

しかし、「ユーザを獲得すれば、いずれ売上はついてくる」という従来の考え方ではなく、ユーザ数は未だTwitterの6分の1でありながら、既に売上をもたらすビジネスを行っているPinterestは、これまでにない次世代型のSNS企業と言えるだろう。

数が増えて、今後、淘汰が進みそうなSNS分野で、限りあるユーザ数を取り合う競争以外に戦いの場を見出したPinterestは斬新だ。今後、Pinterestに倣って、ユーザ数(とそれと比例する広告売上)の獲得以外を最重要視する第2世代のSNS企業が増えてくるかもしれない。

Source: Pinterest is quietly generating revenue by modifying user submitted pins.

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