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杉田水脈が選挙応援に呼ばれる理由 自民党の高等ネット戦略

新潟県知事選で自公候補の応援演説をする杉田水脈議員。拉致問題などを語った。ヘイトやLGBT批判は飛び出さなかった。=6月、新潟市 撮影:田中龍作=

 いま最も熱い注目を浴びる国会議員の杉田水脈氏。彼女が自公候補の応援に入った新潟県知事選挙を思い出す。

 この選挙で自公陣営は和田政宗、青山繁晴そして杉田水脈という3大ネトウヨ議員を投入した。「新潟県民をバカにしている」などという批判もあったが、選挙プランナーは計算ずくで3議員を投入したのである。

 ネットのプロはFacebookなどから有権者の個人情報を割り出し、●●市●●町●丁目の●●氏は、どんな政治指向なのかをほぼ正確に把握する。右なのか左なのかリベラルなのか。その強度はいかほどか。

 トランプ陣営がFacebookから個人情報を引き出し選挙戦に利用していたのは、ネット界では有名な話だ。

 新潟県知事選で自公陣営はSNS上を行き交う情報を抽出、利用していたばかりではなかった。リベラル系ネットジャーリストの動きをマークするほどだった。水も漏らさぬ完璧さである。

 安倍晋三氏は自民党が政権に復帰する前から、頻繁にニコニコ動画に出演し持論を展開していた。今やニコ動のN記者は安倍首相記者会見で指名される。質問はもちろん首相が喜ぶ内容だ。

 ネトウヨが支持するメディアと首相の持ちつ持たれつ。ネトウヨの頂点に君臨するのが安倍首相と言った方が分かりやすいだろうか。

 自民党のネット戦略は野党のはるか上を行く。杉田水脈批判の大合唱さえ逆手にとって、都合よく利用してくるだろう。

「LGBTは生産性がない」と月刊誌上で述べた杉田議員の辞職を求める集会。=27日、自民党本部前 撮影:田中龍作=

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