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普通の人が”T字型の人材”になるには?

おはようございます。
バリューデザインネットの田中です。

本日のテーマは、経営学から考えるキャリアデザイン。
以前に読んでいた一冊からのエッセンスと、私なりの考察をご紹介します。

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20歳のときに知っておきたかったこと
スタンフォード大学集中講義/ティナ・シーリグ
画像を見る
¥1,470
楽天
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私がこの一冊に出会ったのは、今から2年ほど前。

易しい語り口調で書かれているので、あっという間に読めてしまうのですが、 私にとっては、自分の将来や、進むと決めた道に不安を感じたときに
大きな覚悟と勇気をくれた思い出深い一冊です。

著者は、スタンフォード大学のアントレプレナー・センターでエグゼクティブ・ディレクターを務めるティナ・シーリグ先生。

いかにも自己啓発に役立ちそうなタイトルですがスタンフォード大学で実際に行われていた講義をもとに「起業家精神」「自分の殻を破ること」を教えてくれる、なかなか深い一冊。

本の帯に書かれていた言葉、 ”早く、何度も失敗しなさい”という言葉に惹かれたのは、21歳のとき。
リスクをとること、失敗することが、なぜ必要なのか?ということを教えてれました。

リンク先を見る
What I Wish I Knew When I Was 20.

どんなルールを破ることで、まわりとは違う意思決定が出来るのか?
どんな視点を持てば、今の自分を変えることができるのか?

そういったお話も紹介されてはいるのですが、 私がキャリアデザインのエッセンスとして覚えておきたいと思ったこと。

それは、筆者が代表を務めていたスタンフォード大学で行われている「STVP(スタンフォード・テクノロジー・ベンチャーズ・プログラム)」で目指していた ”T字型の人材”の育成” というものでした。

順に紹介していきたいと思います。

”T字型の人材”とは・・・?


書籍では「T字型の人材」を、
少なくともひとつの専門分野で深い知識を持つと同時に、イノベーションと起業家精神に関する、幅広い知識をもっていて、 異分野の人たちとも積極的に連携して、アイデアを実現できる人たち
・・・と、紹介しています。
こうして聞いてみると、なんだかものすごい天才のよう。(笑)

ビジュアルで示すと、こういうことですね。

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T字のタテの部分に、自分の得意とする分野が太い幹として存在し、ヨコに幅広く存在しているのが、「異分野との連携」「起業家精神」「アイディア」「イノベーション」

「やっぱり人脈がすべて 」「努力と根性、我慢が必要 」
「誰も気付かなかったことを提案する力があればなんとかなる 」

こんな言葉を聞くことがありますが、これらはすべて、ヨコに幅を広げるための要素

本当に大切なのは、自分の太い幹となるタテの部分だ!というのが、この筆者の方の考え方です。

これには私自身も、すごく納得しました。

たとえ人脈がどれだけあっても、所詮それらはツールのひとつでしかないし、結局の本質的なところは、自分の持っている、専門的な深い知識。

専門家や技術者であれば、T字のタテの部分は明らかなはず。

しかし、私のように専門家でもない一般的な人間にとって、T字型のタテ、つまり自分の中の太い幹は何になるのでしょうか?

何もない”普通の人間”にとってT字型とは?


今の現時点で「自分の中の太い幹」を持ち合わせていない?

・・・実際、世の中のほとんどの人がそうなのではないかと感じています。

しかし、長期的なゴールを見据えた上で自分は何を目指そうとしているか?をはっきりしていれば、自分にとっての太い幹は何なのか?イメージすることはできますよね。

たとえば私にとって、「自分のできること」と考えると、中国語、WEB関連の制作、(そこそこの)経営学の知識・・・などなど。

ただ出来ることの羅列では、主たるポイントが定まらずに”T字” を描くことができないんです。

しかし、一度「今すぐにできること」から、「やりたいこと、目指すこと」と、ゴールを見据えてみると、自分にとって目指すべき姿は、経営学の専門的な知識があることではなく、ValueDesign.netで開催しているセミナーや、インカレゼミ、自分自身の企画した活動を通して、沢山の悩める方たちに「経営学を使ったキャリアデザイン」という新たな提案をすることだということが分かります。

つまり・・・

私にとっての”太い幹”は経営学などの専門的な知識ではなく、多くの学生や、悩めるビジネスパーソンの皆さんとの実際のやり取りや悩みの解決から生まれ、蓄積されたケースたち。
そしてそのケースたちから見つけた、悩みを解決するための方法論や専門知識

そんな風に考えられるのではないでしょうか。

自分だけの ”T字型” をイメージしてみる


今こうして振り返ってみると、自分にとっての”T字型”を考えられるのも、 自分が長期的な目標を抱いているからだということが分かります。

自分は最終的に何をやりたい人間なのか?を考えることで、
今の自分に足りないもの、手に入れたいもの、 自分の重きを置きたいポジションも見えてくることがあるはず。

たとえば、”人脈・スキル・お金なら沢山持ってる、なんでも屋さん” であれば、 T字型の横幅ばかり埋まっていって、主軸となるタテの部分がないまま、 グラグラと、どちらにでも転んでしまうような状態になってしまうということ。

皆さんなら、どんなT字型を描きますか?
また、何歳までにどんなT字型を描こうとしていますか?

自分がどんな人を知っているか?よりも、

自分がどんな人に、どんなことで知られているか?
を見つめ直すポイントとして、 この”T字型”を自分自身に置き換えて、考えてみる価値はありそうですね。

最後まで読んでいただき、有難うございました。

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