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猛暑の経済効果とその反動やいかに?

やや旧聞に属する話題かもしれませんが、第一生命経済研から7月17日に「日本経済にも厳しい猛暑」と題して、猛暑の一時的特需とその後の反動減について取りまとめたリポートが明らかにされています。図表を引用しつつ、簡単に取り上げておきたいと思います。


まず、猛暑に当たる時期の一般的な猛暑効果としては、リポートには「過去の猛暑で恩恵を受けた業界」が上の通り示されており、本文中でも、飲料関連需要の高まりやビアガーデン等の盛況が考えられるとし、コンビニをはじめ、小売業界の売上高も猛暑効果で季節商材の動きが活発化することについても期待が示されています。

また、外食売上高以外にも、飲料や家電向けを中心にダンボールの販売量も増加が予想され、ドリンク剤やスキンケアの売上好調により製薬関連でも猛暑は追い風となると考えられます。乳製品やアイスクリームの好調推移が期待される乳業関連も猛暑効果は大きく、化粧品関連でも季節商材の好調が目立つところです。

逆に、ガス関連は猛暑で需要が減り、医療用医薬品はお年寄りの通院が遠のくこと等により猛暑がマイナスに作用する可能性もある、と指摘しています。

そして、リポートでは、気温も含めた消費関数と輸入関数が推計されており、7~9月期の日照時間が+10%増加すると家計消費支出が+0.39%程度押し上げられ、また、気温に換算すれば、平均気温が+1℃上昇すると、同時期の家計消費支出を約+2,884億円(+0.5%)押し上げる、との試算結果が示されています。


ただし、猛暑効果の反動もあるとして、リポートには「記録的猛暑後はマイナス成長のジンクス」のグラフが上の通り示されており、本文中でも、猛暑効果により売上を伸ばす財・サービスは暑さを凌ぐためにやむなく出費するものが多く、したがって、今年も猛暑効果で夏に過剰な出費がなされれば、秋口以降は家計が節約モードに入ることが予想されるため、秋以降は注意が必要、と指摘しています。

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