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【読書感想】高橋名人のゲーム35年史

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(153)高橋名人のゲーム35年史 (ポプラ新書)

内容(「BOOK」データベースより)

テレビゲーム界のレジェンドが書く、ファミコンから現代までゲームの歴史と裏側。「ゲームは1日1時間」「16連射」など、かつてファミコンブーム時代に一世を風靡した高橋名人。35年以上ゲーム業界にかかわり、今も現役でゲームに関わる高橋名人だからこそ書ける、テレビゲームの話と自身の当時の裏話を書いた一冊。

 任天堂からファミコンが発売されたのは、1983年7月15日。

 本日、2018年7月15日は、ファミコン誕生から、ちょうど35年の記念日なのです。

 はじめてファミコンの画面をみたときは、「この『ドンキーコング』や『マリオブラザーズ』が家のテレビで遊べるのか?」と驚いたんですよね。それまでの「テレビゲーム」って、カセットビジョンのカクカクしたキャラクターが「標準」だったので。

 この本、あの「16連射」で一世を風靡した高橋名人が、自らの35年のゲーム業界との関わりや名人としての思い出を語ったものです。

『ロードランナー』は、「裏技」という言葉が生まれるきっかけになったタイトルでもあります。

 きっかけは『ロードランナー』で、「はしごに右手をかけて止まっているときにロボットがすり抜ける」というバグが見つかってしまったことです。

 これがパソコンのプログラムであれば、バグがあったとしても、雑誌に「リストの何行目のここをこう修正してください」と掲載すれば修正できたのですが、ファミコンはそれができません。

「これが返品問題になると倒産だな。どうしよう」と考えていたときに、『コロコロコミック(以下、コロコロ)から「これ本当の技じゃないけれど、やってみたら面白い技ということで、逆に言っちゃってもいいんじゃないですか?」と提案されたのです。

「それも面白いかもしれないな。じゃあどうしよう? 表に対して裏技というのでいいんじゃないの?」というのが、そのときの会話で出てきたんです。

 ネット上では「裏ワザ」は、私が考えたという話もありますが、実際は『コロコロ』さんとの話し合いの中で生まれた言葉なのです。

 そのあとに、隠しキャラクターなどを入れる文化が定着しました。

 当時は、本当に「裏ワザ」ブームだったんですよね。

 徳間書店の『ファミリーコンピュータMagazine』に掲載された「『水晶の龍』で野球拳ができる!という伝説のウソ技」や、『コンプティーク』がどこに行っても売り切れていた『ゼビウス無敵モード」なんていうのもあったよなあ。

 ただし、高橋名人はシューティングゲームの「無敵技」は、「ゲームが面白くなくなる」ということで、強く否定しています。

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