記事

立川志らく「爪痕を残さないとコメンテーターとして無意味」


 立川志らくの名を世に広く知らしめたのは、情報番組『ひるおび!』(TBS系)だ。批判を恐れぬ物言いが、毎日のようにネットで取り上げられ、いまや、もっとも注目を集めるコメンテーターとなった。 

「私の発言が炎上したとしても、それは世間の人の中に、私が残ったということです。落語家がコメンテーターとしてテレビに出るなら、爪痕を残さないと無意味ですから」

 反響を呼んだ代表的な発言が、2017年末から2018年初頭に起こった、角界を舞台にした一連の騒動。番組の月曜レギュラーとして共演する、国際政治学者の横江公美氏は、志らくのコメントの力強さについて、こう分析する。

「貴乃花問題では、志らく師匠は一貫して『相撲協会は間違っている』と発言しました。そこには鋭さと強さ、相撲への愛がありました。師匠のコメントには、いつも全方位の愛が詰まっているんです」

 志らくの起用に関わったプロデューサーの松添美徳氏は、志らくの視点を高く評価する。

「権力への批判と、市井の人々への優しさという、落語の世界の論理がコメントに詰まっています。世間の反応は、こちらの狙いどおりでした」

『ひるおび!』のレギュラー以降、バラエティ番組を中心にテレビ出演が急増。「2017上半期ブレイクタレント」の1位にも輝いた。

 じつは志らくは、若手のころに一度、バラエティ番組でブレイクしている。しかし、ある時期から意図的にテレビ出演を控えるようになった。

「落語の時間や人格をテレビに奪われる、と不安になったんです。でも師匠格となったいまは、落語会の冒頭に話すのと同じ内容をテレビで話しているだけ。それで存在を許されるので、無理がないんですよ。

 着物で出演することで、視聴者に落語の存在を認識させることもできます。

 師匠の談志は生前、当時の事務所の社長に『なんで志らくをスターにできないのか』と言っていました。それが最近、気になり始め、遅ればせながらの師匠孝行も兼ねています」

たてかわしらく 
1963年8月16日生まれ 1985年に立川談志に入門し、1995年真打昇進。高座だけでなく、テレビ、演劇、映画など登壇するすべての場で、落語の世界観を表現し、「全身落語家」と自らを呼称している

(週刊FLASH 2018年6月26日号)

あわせて読みたい

「立川志らく」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    昼カラ実態「過激なキャバクラ」

    NEWSポストセブン

  2. 2

    国民議員 無責任な玉木氏に仰天

    篠原孝

  3. 3

    よしのり氏 堀江氏の主張に賛同

    小林よしのり

  4. 4

    コロナ後遺症だけが特別ではない

    名月論

  5. 5

    玉木代表は合流賛成派に耳貸すな

    早川忠孝

  6. 6

    今では耳を疑う島耕作の転勤描写

    BLOGOS編集部

  7. 7

    北兵士に緊張 5人餓死の異常事態

    高英起

  8. 8

    コロナ利得者と化したマスコミ

    自由人

  9. 9

    唐揚げは手抜き? 男性発言に疑問

    諌山裕

  10. 10

    優れた人が性癖で失敗する難しさ

    文春オンライン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。