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- 2012年02月04日 06:55
米国原油需給は依然緩い
原油相場は米国経済指標の改善に下支えられ、6営業日振りに反発です。イラン情勢を巡る懸念も支援材料ですね。
2月3日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.48高の$97.84/bblで、引け後の時間外取引は$97/bbl台後半です。
米国の非農業部門雇用者数や失業率、非製造業総合景況指数などが軒並み予想を大きく上回る改善で、前日までの軟調から切り返しています。しかし、引き続き終値は20日移動平均線の下で、移動平均線も下げ基調のままですね。それに、雇用情勢の改善は量的緩和への期待感に水を差します。
週末に来て指標が改善したとはいえ、今週発表の統計数値は米国の石油需要の不振が深刻なことを示しており、潤沢な供給と相まってWTI 相場の上値を抑えます。
ブレント相場のWTI に対するプレミアムは$17/bbl近くに一段と拡大しました。結局一週間通した値動きではWTI 相場が前週末比$1.72/bbl下げているのに対し、ブレントは$3/bbl余りの上昇です。
イランを巡る緊張も再び材料視されていますね。米国でイラン革命防衛隊に対する締め付けを狙った新たな制裁法案が可決され、また、イスラエルによるイラン攻撃の可能性も懸念されています。
■ 米上院委員会、イラン制裁新法案を可決 (日本経済新聞)
イラン情勢も、ブレント・プレミアム拡大の要素の一つとなっています。
ただ、日中韓がサウジアラビアなど中東諸国に原油の供給増を求めており、OPECによる増産が更に続くことをうかがわせます。イランとイスラエルや欧米の軍事衝突が現実のものにならない限り、需給は引き続き緩和の方向なのでしょう。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した1月31日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比1.4%縮小です。
総取組高は前週比4.3%増加で、昨年12月中旬を底に取組高は増加傾向となっています。
(参考図表)
2012/2/3
NYMEX WTI Mar $97.84/bbl ( +1.48 )
20日移動平均: $98.95 ( -0.12 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $101.79 / -2σ: $96.11
幅: $5.68 ( -0.12 ) / 100日平均: $11.17
ボラティリティ
16.06 ( +0.81 ) / 100日平均: 31.84
2月3日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.48高の$97.84/bblで、引け後の時間外取引は$97/bbl台後半です。
米国の非農業部門雇用者数や失業率、非製造業総合景況指数などが軒並み予想を大きく上回る改善で、前日までの軟調から切り返しています。しかし、引き続き終値は20日移動平均線の下で、移動平均線も下げ基調のままですね。それに、雇用情勢の改善は量的緩和への期待感に水を差します。
週末に来て指標が改善したとはいえ、今週発表の統計数値は米国の石油需要の不振が深刻なことを示しており、潤沢な供給と相まってWTI 相場の上値を抑えます。
ブレント相場のWTI に対するプレミアムは$17/bbl近くに一段と拡大しました。結局一週間通した値動きではWTI 相場が前週末比$1.72/bbl下げているのに対し、ブレントは$3/bbl余りの上昇です。
イランを巡る緊張も再び材料視されていますね。米国でイラン革命防衛隊に対する締め付けを狙った新たな制裁法案が可決され、また、イスラエルによるイラン攻撃の可能性も懸念されています。
■ 米上院委員会、イラン制裁新法案を可決 (日本経済新聞)
イラン情勢も、ブレント・プレミアム拡大の要素の一つとなっています。
ただ、日中韓がサウジアラビアなど中東諸国に原油の供給増を求めており、OPECによる増産が更に続くことをうかがわせます。イランとイスラエルや欧米の軍事衝突が現実のものにならない限り、需給は引き続き緩和の方向なのでしょう。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した1月31日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比1.4%縮小です。
総取組高は前週比4.3%増加で、昨年12月中旬を底に取組高は増加傾向となっています。
(参考図表)
2012/2/3
NYMEX WTI Mar $97.84/bbl ( +1.48 )
20日移動平均: $98.95 ( -0.12 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $101.79 / -2σ: $96.11
幅: $5.68 ( -0.12 ) / 100日平均: $11.17
ボラティリティ
16.06 ( +0.81 ) / 100日平均: 31.84



