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コバルト半減の円筒形電池、2─3年で量産化=パナソニックAIS社長


[東京 12日 ロイター] - パナソニック<6752.T>で車載事業を手掛ける社内カンパニー、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社の伊藤好生社長(パナソニック副社長)は12日、東京都内で記者団に対して、コバルト使用量を半減させた円筒形リチウムイオン電池について、2─3年以内の量産化を視野に入れていることを明らかにした。

レアメタル(希少金属)であるコバルト価格は、電気自動車(EV)普及に対する期待感などから価格が急騰。今年3月には1トン当たり9万5000ドルと、この2年で3倍超となった。足元では7万ドル付近まで下がっているが、市場ではコバルトの供給不足に対する懸念がくすぶっている。

伊藤社長は「現状の半分程度のコバルト使用量のリチウムイオン電池は研究室レベルではできている」と指摘。ただ、「安全性や品質評価が必要になるので、実際の量産ラインに乗せて、顧客に提供するにはまだしばらく時間がかかる」との見通しを示した。

具体的な量産化の時期については「2年から3年かけて半減というイメージだ」と述べ、2─3年以内の開始を視野に入れていることを明らかにした。

パナソニックの円筒形リチウムイオン電池の正極材にはニッケルとコバルト、アルミニウムが使われており、コバルトの割合は1割と元々少ない。AIS社の田村憲司上席副社長(パナソニック常務)は5月の投資家向け説明会で「円筒形はコバルト使用量がかなり少ない比率になっており、早晩ゼロにしていきたい」と語っていた。

同社の車載向け円筒形リチウムイオン電池は米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA.O>に供給されている。

(志田義寧)

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