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日本のカジノ市場規模は7,850億円

さて、少し前になりますが、朝日新聞が日本のカジノ合法化に関して以下のような記事を書いていました。以下、転載。
カジノの客、日本人ばかり? 試算バラバラ、見えぬ効果
https://www.asahi.com/articles/ASL5T3PPRL5TUTIL00W.html

カジノ設置を可能にする統合型リゾート(IR)実施法案。与党側は衆院内閣委員会で6日にも採決する構えで、投資や雇用といった経済効果を訴えるが、政府による試算はなく、各団体の試算は数字も根拠もバラバラだ。法案は国際競争力の高い滞在型観光を目指すとしつつ、誘致自治体は、客の7~8割は日本人になると想定している。
朝日新聞が報じている通り、各団体が推計している日本のカジノ市場の推計値がバラバラなのは事実でありますが、それぞれ推計を行なった時期が異なる上に、その当時の論議における制度上の制限も全く異なる為、推計値が違うのは当り前であるわけで、寧ろ推計の要件が違うのに数字が一致している方がおかしい訳です。

特に、今回の我が国におけるカジノ合法化論議では、市場推計をする上で最も重要になる制度上の要件である「入場料」の設定がギリギリまで決定しなかったのが実態。2016年のIR推進法の審議時には8000円前後といわれていた入場料設定ですが、その後の政府審議会による議論を受けて一旦2000円程度が相応しいなどという論議になり、それが最後の1ヶ月の与党内における政策審議の中で5000円、6000円と引上げられた。入場料設定というのは「カジノでゲームをしてみたい」と答えた参加意向者の消費行動に甚大なる影響を与える要件であり、この部分がフラフラと揺れ動いている中で定まった市場推計値が出るわけがないのです。

で今回、日本のカジノの入場料が6000円と法案の中で定められたわけですが、弊社、国際カジノ研究所はこの度、IR整備法案に定められた各種要件を元に改めて最新の日本のカジノ市場推計を行ないましたのでここにご報告申し上げます。

入込客数推計(単位:人)

カジノ消費額(単位:円)

上記、朝日新聞の記事では、入場料等を考慮する前の推計値を前提に「客の7~8割は日本人になると想定」とする報道を行なっておりますが、入場料を考慮に入れた場合には入込客数ベースで全体の約35.6%、カジノ消費額ベースで約54.2%が国際顧客比率となっております。より詳細に関しましては、以下のリンク先をご参照頂けましたら幸いです。
プレスリリース:日本のカジノ市場規模は7,850億円
https://www.evernote.com/shard/s310/sh/dea86df7-29f5-4635-aad3-750617608dec/a94bc708e4e6ba97628f2ec44f9fd54c

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