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  • Sozen
  • 2012年02月03日 05:22

米国原油のディスカウント拡大

原油相場は5営業日続落です。米国の在庫増と需要不振を受けた下げが続きますね。新規失業保険申請件数の改善も下支えにはなりませんでした。

2月2日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.25安の$96.35/bblで、引け後の時間外取引は$96/bbl台半ばです。ボリンジャーバンドの下限付近まで下げましたね。

ブレントのWTI に対するプレミアムが$15/bbl台後半へと拡大しています。年明け以来$11/bbl前後の落ち着いた推移でしたが、ここに来て急に拡大です。

米国の原油在庫は昨年12月中旬を底に増加傾向で、EIA統計では先週末も予想を上回る420万バレル増でした。とはいえ、前年同期水準を420万バレル下回っているわけで、決して重い在庫水準というわけではありませんね。
むしろ、キーストーン・パイプラインによる中西部への供給拡大前よりも在庫水準が低いことは、強気に評価されても良いはずです。

また、北海油田の供給障害も大規模なものではなく、イラン情勢も落ち着いています。
一方、リビアの増産は欧州への供給増を予想させブレントへの圧迫要因ですね。

今、ブレントのプレミアムが拡大する要素とは何でしょうか?
米国のエネルギー消費構造転換による石油需要の長期的低迷見通しが米国のローカル価格であるWTI を圧迫し、ブレントは新興国の需要によって国際的な原油価格が下支えられているということでしょうか。

バーナンキFRB議長の議会証言では、米景気は引き続き緩やかで脆弱ながら成長しているとされ、目先に量的緩和が行われることは無さそうですね。インフレ懸念が低いので、金融緩和政策の変更も無さそうです。

米国やイスラエルが盛んにイランの核兵器開発能力について煽っていますが、IAEAの査察も穏やかに終わったことで今は緊張ムードではありませんね。

一方、ギリシャ債務削減交渉では楽観的見通しは既に出尽くして相場に織り込まれており、不調に終わった場合の不安が残っています。

2012/2/2
NYMEX WTI Mar $96.36/bbl ( -1.25 )
20日移動平均: $99.06 ( -0.28 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $101.96 / -2σ: $96.16
 幅: $5.80 ( +0.09 ) / 100日平均: $11.20
ボラティリティ
 15.25 ( +0.27 ) / 100日平均: 32.02

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