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東京医大のコンプライアンス なぜ法令違反を繰り返すのか

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今日の新聞各紙は、「文部科学省のキャリア官僚が収賄の疑いで逮捕、贈賄側の東京医科大学関係者は在宅で捜査」と報道しています。

東京地検特捜部は「現金の授受はなかったが、キャリア官僚の子どもを東京医科大学に合格させてもらったことが賄賂に当たると判断した。」ということです。

毎日新聞によれば、東京医科大は文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」の対象校に選ばれるようキャリア官僚に依頼、「同事業は、私立大の特色ある事業や研究をブランド化する目的で選定した大学に5年間補助金を出す。17年度は79億円の予算が計上され、188大学が応募し17年11月に同大など60大学が選ばれた。同大は1年分の補助として3500万円の交付を受けた。」ということです。

https://mainichi.jp/articles/20180705/k00/00e/040/280000c

5年間で1億7500万円の補助ということになります。逮捕されたのは、科学技術・学術政策局長で非常に優秀な官僚であると評判だったそうです。容疑が事実ならば、家族への利益誘導を行い、公の政策や選定を曲げたきわめて遺憾なことだと思います。

東京医科大学は阿見町と縁の深い医科大学です。阿見町には、東京医科大学の附属病院茨城医療センターが立地しています。

敗戦まで、阿見町にあった霞ヶ浦航空隊の病院が、茨城県農業会「新治協同病院阿見分院」となった後、昭和24(1949)年10月東京医科大学が買収経営することとなり「東京医科大学霞ヶ浦病院」と名付けて開院しています。以来、70年近く阿見町とその周辺の医療特に緊急的医療を担ってきました。その後、茨城県立医療大学が開設されたとはいえ、阿見町にとってはなくてはならない医療資源となっています。

しかし、「平成21年7月に東京医科大病院は、総額1億1870万円に上る不正請求が繰り返されたと発表し、その後、関東信越厚生局が監査を繰り返していました。保険医取り消しの期間は、最長5年と言いますから地域医療や受診に相当の影響があります。町議会でも全員協議会を開催して対応を協議しています。」というようなことがありました。

東京医大茨城医療センター・コンプライアンス
2012/9/22(土) 午前0:52
https://blogs.yahoo.co.jp/umino_takashi/55005365.html

その際、「最大の被害者は、不正によって診療費を余分に支払った阿見町をはじめとした保険者と患者ということになります。医療機関は、健康に生きるという国民の生存権を実現する社会的資源ですから、より高い法令順守が求められています。今後、東京医大茨城医療センターがどのように再生するのかを見極めないままに、「声を上げて」良いのかいささかの疑問を感じました。」とブログに書きました。

東京医大茨城医療センター保険医療機関取消し その2
2012/9/24(月) 午後10:30
https://blogs.yahoo.co.jp/umino_takashi/55011227.html

そして、「阿見町では、東京医大の保険医療機関指定取り消し問題が大きな話題になっています。昨日(9月26日)、阿見町議会全員協議会が開催され、いろいろな意見がありましたが、下記のような要望書を茨城県知事あてに提出することになりました。」と要望書を提出しています。

東京医大保険医療機関指定取消に関する要望書
2012/9/27(木) 午前10:33
https://blogs.yahoo.co.jp/umino_takashi/55016194.html

こうした経緯がかつてあったことを鑑みると、今回の東京医科大学の贈賄(違法行為)は、体質的なものなのではないかと疑わざるを得ません。報道(平成30年7月5日現在)によれば、こうした違法行為は、大学最高幹部が主導して行われたものだと報道されています。

大学は、最高学府であるとともに教育の場でもあり、阿見町にとっても大切な医療資源、教育機関でもありますので、関係者には徹底した原因の追究と責任者の処分を行って、再発を許さない対策と自覚を求めたいと思います。

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