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今年4回の利上げ予想変更も、貿易摩擦悪化なら=アトランタ連銀総裁

[バーミンガム(米アラバマ州) 26日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は26日、貿易摩擦が先週から激しさを増したことを受け、米経済への下振れリスクが増大したとの認識を示し、状況が悪化すれば、年内あと2回計4回の利上げが実施されるとの予想を排除する可能性があると語った。

ボスティック総裁は、貿易摩擦の熾烈さが増すほど「経済全体への下振れリスクが拡大していると感じるようになりつつある」とし、「ここ数日見られたような状況で推移するのであれば、年内計4回の利上げが実際に起こり得るとの考えを変える可能性がある」と語った。

ボスティック総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。

米連邦準備理事会(FRB)が今月公表した最新の予測では、年内の利上げ回数はあと2回との予想が示されたが、当局者の見解は分かれている。ボスティック総裁はこれまで、少なくともあと1回の利上げを支持する立場を示し、景気が底堅さを維持すればさらに1回の利上げを支持する用意もあると述べていた。

しかし、貿易摩擦の激化を受けてこうした判断が変わる可能性がある。今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、トランプ米政権は500億ドル規模の中国製品に対する輸入関税を発表したほか、さらに2000億ドルの中国製品や欧州産自動車に関税を課すと警告し、報復合戦につながっている。

FRB当局者はトランプ大統領の就任以降、こうしたリスクに対処してきたが、これまでは政策上の懸念としておおむね重視しない姿勢を示し、実際に影響が出るまで様子を見る立場をとってきた。だが、最近の通商措置を受けて米企業は国外への生産移転などに動き始めている。

パウエルFRB議長は先週開かれた欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムで、通商政策の変更によってFRBの見通しに疑問が生じる可能性があるとの見方を示した。

ボスティック総裁の発言も、貿易摩擦によってFRB当局者の政策見通しに変化が生じる可能性を示唆している。

総裁は「展開を見守る。この種の貿易戦争によって起きる混乱は企業の原価基準にとって好ましくなく、経済がこの先どの程度堅調に推移するか私はやや懸念している」と述べた。

*内容を追加しました。

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