記事

大地震のとき、ホームレス状態であるビッグイシュー販売者が困ることとは?

1/2
2018年6月18日、朝の通勤時間帯に大阪の町を襲った大地震。被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
余震への警戒が解けない状態が続いていますが、そんななかにおいてビッグイシューの販売者の安否を気遣うお声も複数いただいています。

ビッグイシューの事務所に来られたり、連絡があったりした販売者だけでなく、携帯電話を持っている販売者に対しても電話で安否確認を行いました。現在のところケガなどをしたという連絡は受けておりません。お心を寄せていただいた皆様、ありがとうございます。

今回の大地震について、販売者の安否確認に加えて、地震発生時の状況や困ったことについてヒアリングをしました。一部をご紹介いたします。

▼販売者A
難波のネットカフェにいました。ネットカフェのビル全体が停電になったので、復旧するまでしばらく待っていました。その間、ドリンクバーを飲めなくなったこと、トイレも利用できなかったので、それが困りました。
画像を見る
(c)photo-ac

→住む家や体を休める場所を持たない販売者にとっては、ネットカフェや公共施設は「体を休め、命をつなぐ場所」です。そこで飲み物やトイレを利用できないということは、他に選択肢のない販売者にとってはかなり深刻な事態となります。

▼サトウさん
画像を見る
販売場所:https://www.bigissue.jp/location/kuzuha/
ビッグイシューの仕入れで梅田の事務所に来ていたところ、地震に遭いました。自分は北海道出身なので、あまり地震を経験したことがなく、今回が人生で一番大きな地震でした。

ふだん枚方の販売場所へは電車で行ってるのですが、全線ストップしてしまったため、販売場所に辿りつけず。スタッフと相談すれば他の売り場に立とうと思えば立てたかもしれないのですが、自分の売り場のお客さんが心配でそういう気持ちにはなれませんでした。『自分は助かったけど、他の人は大丈夫だったのだろうか』という気持ち。そこからは事務所のパソコンで情報を調べたりしつつ、無事を祈っています。

お客さんに連絡をとる手段が無く、現時点で直接的に助ける手立てがないことがもどかしいです。自分のことを心配してくれているかもしれないが、安否を伝える手段がないのも困ったので、明日は絶対売り場に行ってお客さんに無事をアピールしたいです。
→販売者のことを心配してくださるお客様も多いのですが、サトウさんのようにお客様のことを心配する販売者も多数いました。携帯電話などの通信手段を持っていない販売者にとって、「売り場での対面コミュニケ―ション」が唯一の連絡手段となります。

もし普段購入している販売者がいらっしゃる方で、販売者が立っているのを見かけた際はぜひ「大丈夫だったよ」とお声掛け頂けると幸いです。
(事務所まで販売場所を明記していただきお手紙を頂ければ、仕入れの際に手渡しも可能です)

あわせて読みたい

「ホームレス」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    森ゆうこ氏への請願黙殺する自民

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  2. 2

    Uberで性暴行 約半数は客の犯行?

    島田範正

  3. 3

    高圧的な立民 野党合流は困難か

    早川忠孝

  4. 4

    志村どうぶつ園出演の家族に疑惑

    文春オンライン

  5. 5

    自営業者にも厚生年金を適用せよ

    PRESIDENT Online

  6. 6

    ジャパンライフと政治家の蜜月期

    文春オンライン

  7. 7

    中村哲医師はなぜ銃撃されたのか

    NEWSポストセブン

  8. 8

    中村医師巡る首相対応に「失格」

    天木直人

  9. 9

    安倍首相の虚偽答弁 新たに判明

    田中龍作

  10. 10

    「サイゼ料理をアレンジ」は面倒

    fujipon

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。