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スイス中銀が金利据え置き、緩和政策は長期に維持する見通し

[ベルン 21日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は21日、主要政策金利の据え置きを決定し、緩和的金融政策を維持した。

3カ月物LIBOR誘導目標レンジをマイナス1.25─マイナス0.25%で維持。ロイターのまとめたアナリスト予想でも全員が据え置きを予想していた。

中銀預金金利もマイナス0.75%で変更なし。主要政策金利は3年半にわたり据え置かれている。

為替市場の状況は依然不安定とし、スイスフランの上昇阻止に向け引き続き介入の用意があると指摘した。

フランは「過大評価」との表現を維持し、為替市場の状況は「脆弱」との認識を示した。

今年のフランの軟調傾向については「ドルとユーロに対してやや下落したが、その後、とくに対ユーロではイタリア政局の不透明性に対する反応がみられた」と分析。その上で「為替市場の状況は依然脆弱で、マイナス金利と必要に応じた為替市場への介入方針が不可欠であることに変わりはない」との認識を示した。

スイス中銀は、緩和政策の正常化が最後となる中銀の一つとみられている。 エコノミストの多くは、利上げはスイスフランの上昇圧力につながるため、スイス中銀が欧州中央銀行(ECB)より先に動くことはないとみている。

今年の成長率見通しは2.0%で据え置き。今年のインフレ率見通しは、原油価格上昇を理由に3月時点の0.6%から0.9%に引き上げた。2019年は0.9%、20年はユーロ圏の見通しが不透明として1.9%から1.6%に引き下げた。

ジョルダン総裁は会見で「国際金融市場に大きく影響しているイタリアの困難な政治状況のためリスクは下振れ寄りだ。必要に応じて金融政策を調整するが、スイスフラン上昇を引き起こすための早過ぎる金融政策変更は意味がない」と指摘。

中銀は引き続き堅実な姿勢を取るとし、ECBなど他の中銀の影響を受けずに政策を決定するとした。ただ「輸出需要、為替、インフレに影響するため国際的な動向は考慮に入れるのは明白だ」と述べた。

総裁発言を受け、エコノミストはスイスの利上げ時期を2019年かそれ以降に後ずれさせた。

Jサフラ・サラシンのエコノミストは「低インフレ見通しと世界的な不透明性拡大の発言からみて、中銀はこれまでの予想よりも拡張的政策を続ける。2019年第2・四半期以前の政策変更はなく、第3・四半期に予想を移行した」と述べた。

INGのエコノミストは「2019年12月以前の利上げは予想できず、それ以降に後ずれする可能性もある」と述べた。

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