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ドル110円後半、ユーロの動向を注視

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の110円後半。米連邦公開市場委員会(FOMC)後につけた高値を上抜け一時110.90円まで強含んだ。市場では、日銀決定会合後の黒田日銀総裁会見よりも、むしろ前日急落したユーロの動向に注目が集まっているという。

きょうこれからの市場では「前日、暴落ともいえる下げもみせたユーロが、今日の欧州時間にどちらの方向に行くか関心が集まっている」(外為アナリスト)という。

ユーロは午後3時04分時点で1.1551ドル付近。東京時間では上値の重さが意識され、前日の安値を下抜けた。

日銀は14─15日に開いた金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決めた。足元の動向を踏まえ、物価の現状判断を「ゼロ%台後半」に下方修正した。

政策の現状維持には、引き続き片岡剛士審議委員が反対。「中長期の予想物価上昇率に関する現状評価が下方修正された場合には、追加緩和手段を講じることが適当」とも主張した。

ドルは金融政策決定会合の結果を受けて一時110.80円まで強含んだものの、まもなく反落した。円相場の下落の背景として、追加緩和手段を講じることが適当、との片岡委員の見方が伝わったこともあるという。

市場ではECB理事会をきっかけにユーロ安とともに進んだドル高が、新興国市場へどう影響を及ぼすかに関心を寄せる声が出ている。

FRBの利上げ後はドル高が進まなかったこともあり、新興国市場は大きな崩れを見せなかったが、前日は急速なユーロ安がドルを全面高に押し上げた。

この勢いでドル高が続くと、新興国通貨の下落圧力が強まることになり「折から不安定な新興国市場の回復を妨げかねない」(シティグループ証券チーフFXストラテジストの高島修氏)という。

前日、下げが目立ったのはブラジルレアル。中銀の介入でここ数日は2年ぶり安値から切り返す動きを見せていたが、急速なドル高には抗しきれず2%超下落。アルゼンチンペソも最安値を再び更新した。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.86/88 1.1559/63 128.17/21

午前9時現在 110.62/64 1.1561/65 127.92/96

NY午後5時 110.62/64 1.1567/71 127.96/00

(為替マーケットチーム)

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