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【Amazon Go】、マイクロソフトもレジなし技術を開発中!電子タグではない第三のIT?

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■アマゾンゴー(Amazon Go)に対抗したレジなし技術をマイクロソフトが開発中だ。ロイターが数人の関係者の話として報じたところによると、マイクロソフトが開発しているのは、お客がショッピングカートに入れた商品を識別するシステム。すでに海外の小売業者にテスト版を見せている他、ウォルマートとも協議を進めているという。今のところマイクロソフトやウォルマートからの発表はない。

一部報道では、マイクロソフトが先月発表した「インテリジェント・エッジ(Intelligent Edge)」向けセンサー「プロジェクト・キネクト・フォー・アジュール(Project Kinect for Azure)」に関係しているとの見方も出ている。第4世代となるキネクトは深度センサーやカメラに人工知能(AI)サービスであるアジュールAI(Azure AI)を組み合わせたセンサーパッケージ。人工知能サービスと組み合わせたプロジェクト・キネクト・フォー・アジュールでは、ドローンやスマート家電などが周辺の環境から人の動きまで識別する機能をスマート家電やドローン、ロボットなどで手軽に使えるようにすることを目指している。

店舗展開に備え、カメラやセンサーから得たデータを最小限に抑えるようにとの指示がマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏から出されたとの証言もある。利益が低い食品スーパーなどでレジなし技術の導入を容易にすることを目的にする。

マイクロソフトによるキャッシャーレス技術の展開時期は不明であり、実務に応えられるかも明らかでない。ただ小売業界で次の大きな技術革新になる可能性がある。ベンチャーキャピタルのループ・ベンチャーズは、アメリカのキャッシャーレス・システムの市場規模を500億ドル(約5.5兆円)と推計しており、マイクロソフトがアマゾンゴーに追随することは不思議ではない。

 アマゾンゴーはAIやコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な店舗。アマゾンゴーには、スマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店する。QRコードでチェックインすると、自動改札機のようにゲートが開き入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけで、アマゾン・アカウントにある利用者のクレジットカードに自動的にチャージされる仕組みだ。また手に取った商品を商品棚に戻すと、天井にあるカメラやセンサーが識別し、チャージされないようになっている。

2016年12月に発表されたアマゾンゴーは社員のみのテスト期間を13ヶ月程度行った後、今年1月から一般公開された。

レジなし技術ではウォルマート傘下サムズクラブで導入されているスキャン&ゴー(Scan & Go)やクローガーが一部でテスト展開している「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Bag, Go)」がある。アプリや端末を使ってお客自らが商品バーコードをスキャンして決済するシステムだ。なおウォルマートは先月、一部のスーパーセンターでテスト展開していた「スキャン&ゴー(Scan & Go)」から撤退することを発表した。ウォルマートのインキューベーター事業部「ストアNo8(Store No. 8)」ではアマゾン・ゴーのようなレジなし店舗を「プロジェクト・ケプラー(Project Kepler)」として開発しているとの報道もある。

トップ画像:今年1月から一般公開となったキャッシャーレス・コンビニエンスストアのアマゾンゴー。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカではキャッシャーレス(cashierless)と呼ばれているレジなしではアマゾンゴーにサムズクラブ全店に導入されているスキャン&ゴーがよく知られています。アマゾンゴーでは天井にお客を見下ろすようにセンサーやカメラが設置され、お客の動きから解析して買い物を識別します。データのやり取りがあまりにも多いためコストがかかることが店舗展開のネックになっています。

一方、サムズクラブに導入されているスキャン&ゴーは、お客がスマートフォンにダウンロードしたアプリを使ってスキャニングし、アプリ上で決済する技術です。レジを通らずに買い物が可能です。ストップ&ショップやクローガーでもアプリの他、ハンドヘルド端末で導入されています。残念ながらウォルマート・スーパーセンターで行っていたスキャン&ゴーは撤退しました。撤退理由は明らかにされていませんが、生鮮品など量り売り商品を購入するときに手続きが面倒になることだと言われています。

⇒ウォルマートでは低所得者層の買い物客も多いことから、自分でスキャニングしていくとロス率が高くなっているのではと考えています。エントリー記事にあるマイクロソフトが開発中だとするキャッシャーレスは、第3の技術といえるかもしれません。現在、報じられているところでは、マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox 360」にあったキネクト・センサーを付けたショッピングカートで買い物をする、というものです。

センサーと人工知能(AI)で商品と人の動き(ショッピング)をトラッキングしAIで識別して自動的に会計していくようです。アマゾンゴーより導入コストが安くすむのです。量り売りなどにも対応し、スキャン&ゴーより面倒さは軽減される可能性もあります。ちなみにアマゾンゴーで量り売りはしていません。ただ課題はトラッキング・データをクラウド上に送る際、データ量を抑えることです。アマゾンゴーでも同様にそれがボトルネックでテストが続けられているのです。

 ただ面白いのはいずれの技術もRFID(電子タグ)を導入していないところです。コストの面もありますが、もしかしたら技術者にとって電子タグのキャッシャーレスはタブー?

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