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米朝首脳、非核化巡り段階的かつ同時行動の原則で合意=KCNA

[ソウル 13日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は13日、前日の歴史的な米朝首脳会談について、「金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ大統領は、朝鮮半島の平和と安定、非核化の実現に向けて段階的で同時並行的な行動の原則に従うことが重要との認識を共有した」と伝えた。

KCNAはまた、金委員長がトランプ大統領と高官を交えた前日の拡大会合で、米朝両国にとって「互いへの挑発的かつ敵対的な軍事行動」を中止することが「急務」と語ったと伝えた。

KCNAによると、金委員長は拡大会合で、米朝は互いに敵視を避けること、それを保証する法的、制度的な措置を講じることにコミットすべきと主張。

一方、トランプ大統領は「分かった」と述べ、北朝鮮との協議が継続している間は米韓合同軍事演習を中止することを約束したという。

トランプ大統領が北朝鮮から軍事的脅威を低下させる確約を得ずに米韓合同軍事演習の中止を約束したことは、韓国や米国の軍幹部にとって予想外の結果だった。

KCNAによると、米朝両首脳は会談で互いを自国に招待し、双方とも招待を受け入れたもよう。「金委員長はトランプ大統領に都合の良い時期に平壌を訪問するよう招待し、トランプ氏は金委員長を米国に招いた。両首脳は互いの招待を喜んで受け入れた」と伝えた。

KCNAによると、金委員長は、米国が北朝鮮との「信頼関係の構築に向けた真摯(しんし)な措置」をとる場合、北朝鮮も引き続き友好的に行動すると語った。

KCNAは、米朝両首脳が昼食会の後の散策で「友情を深め」、共同声明への署名を記念する「有意義な写真撮影」に臨んだと伝えた。

13日付の北朝鮮の労働党機関誌「労働新聞」では、会談に臨む両首脳の写真が多数掲載された。1面には金委員長に前に進むようにジェスチャーするトランプ大統領の写真のほか、両首脳が握手している写真4枚などが載せられた。

韓国の国家安保戦略研究所(INSS)のリサーチフェロー、Moon Hong-sik氏は「きょうの労働新聞は、金委員長が大きな役割を果たし勝利をつかんだということを示そうとしている」と指摘。「きょうの北朝鮮の報道を見ると、今週の首脳会談は朝鮮半島での新たな平和体制と新たな対米関係の構築のために行われたようだ。非核化は付属的なものだった」と述べた。

ソウルの統一戦略センターの責任者で元韓国軍幹部のMoon Seong-mook氏は、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止を約束したことについて「北朝鮮がまさに望んでいたことだ。核保有国として、金委員長がトランプ大統領と対等な立場で会談を行い、米国に韓国との軍事演習を中止させた。これは金委員長にとっての勝利だ」との見方を示した。

韓国対外経済政策研究院のリサーチフェロー、Jeong Hyung-gon氏は北朝鮮メディアの報道について「結局のところプロパガンダだ。弱点を隠すために思想を打ち出している」とし、報道内容をうのみにすべきではないと語った。

*内容を追加しました。

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