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ドル110円前半、3週ぶり高値 北朝鮮懸念後退を先取り

[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅円安の110円前半。米朝首脳会談が友好的な雰囲気で進み、北朝鮮発の地政学リスクが今後後退するのではないかとの期待感が膨らむ形で、円が売られているという。

ドルは朝方の取引で一時110.49円まで上昇。5月23日以来3週間ぶり高値をつけた。前日安値からの上げ幅は1.2円に達した。

会談の詳細は不明で明確な手掛かりがない中、断続的に進む円売りを主導しているのは海外勢のもよう。「会談が融和的な雰囲気で、非核化に向けた前向きな結果が得られそうだとの楽観的見通しが、短期筋の間で出回っている」(トレーダー)という。

ある都銀幹部は「現在の円相場にはミサイル発射リスクこそ織り込まれているが、北朝鮮発の地政学リスクが減退し、日朝が友好関係へ踏み出し、経済支援を始めるかもしれないといったプレミアムはまだ織り込まれていない。第2次朝鮮特需とは言わないまでも、良い話だったと演出ができれば、もう一段の買いが入るだろう」と話している。

午後3時前にはトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が合意文書に署名した。大統領は「非常に包括的」な文書の内容は会見で説明するとしている。ドルはいったん110.20円まで売られた後、110.40円まで急速に値を戻すなど荒い値動きとなった。

<円/ウォン相場は小幅安、北朝鮮情勢に高い感応度>

きょうの円/韓国ウォンは9.7ウォン付近。午前の取引でやや円安/ウォン高に振れたが、午後3時前には小幅に値を戻しもみあいとなった。

北朝鮮に直接影響を受ける韓国のウォンと、市場のリスク選好姿勢に応じて上下する日本円の組み合わせは、北朝鮮問題に対する感応度が特に高いとされる通貨ペア。「会談で非核化に向けた合意がなされれば、韓国経済には有意な影響がある。短期的にも成長加速の可能性や地政学リスクの後退が韓国資産にポジティブに働く」(外銀)という。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.28/30 1.1767/71 129.79/83

午前9時現在 110.38/40 1.1770/74 129.94/98

NY午後5時 110.02/05 1.1782/86 129.65/69

(為替マーケットチーム)

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