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(速報)九電やらせメール事件に複数の役員関与?

最近、連日のようにマスコミ報道に驚いておりますが、本日(7月8日)お昼のニュースを見てビックリいたしました。一昨日の私のエントリーは、一部訂正する必要があるかもしれません。私は今回の「やらせメール」事件について、これは中堅幹部の方々が仕組んだものであり、まさか組織ぐるみ、ということはないだろう、と書きました。

しかし本日の日経や産経のニュースでは複数の役員、しかも副社長クラスが関与していた、と報じられており、ただただ驚くばかりであります。しかも、実際にこの依頼文書の趣旨が関連会社の社員2300名ほどに届いていた、ということですから、ますますわけがわからなくなってまいりました。天下の九電さんの、どこをどう叩けば、このようなリスク管理思想が生じてくるのでしょうか???最近「想定外」という言葉が巷間よく用いられますが、この問題はまさに私にとっての「想定外」でありました。

この問題の重要なポイントは、私が昨日出席した会合でも(複数の方々から)出ていた意見であり、また本日コメントをいただいているケンさんや、直接メールでいただいている方々のように、「やらせメールというのは、どこがやらせなのか?」「やらせメールというネーミングが悪いのであって、単に意見促進メールにすぎないではないか?単にマスコミに踊らされているだけである」といった、九電メール「騒ぎすぎ」派の方々がかなり多い、という事実であります(これは紛れもない真実です)。

たしかに今回の九電メールは、それ自体が法令違反、ということにはならないでしょう。しかし、(これは私見にすぎませんが)ここで問題となっているのは、九電は単なる平時のリスク管理ではなく、有事のリスク管理(いわゆるクライシス・マネジメント)の在り方であり、しかもそれは国民の生命・身体の安全にかかわるリスクだというところに特徴があります。たとえマスコミが報じていなくても、すでに6月25日の時点からネット掲示板等で話題になっていた、ということがこれを物語っているのではないでしょうか?

以前、JR西日本の福知山線事故に関するエントリーでも申し上げましたが、事故後に現場付近で自動運転停止装置が作動した事実を公表しないJRの姿勢について多くの批難が集中しましたが、あれは平時であれば(とくに報告するまでもなく)問題が生じなくても、痛ましい事故が発生したからこそ、市民がそのことに関心を抱いていたからであります。そういった感覚がリスク管理にはどうしても必要になってくるわけで、マスコミや世間が憤るのは、「またスピードオーバーの運転が行われた」という、うっかりミス自体ではなく、非公表という事実から垣間見える、企業としての安全軽視による利益第一主義の姿勢なのであります。

とりあえず、いまは新幹線の中ですので、速報版とさせていただきますが、この九電メール問題は、今回の東電情報開示問題と並び、どこの企業にでも、また明日にでも起こりうる不祥事として、今後長く「企業コンプライアンス」の視点から語り継がれていくような気がいたします。

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