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「セクハラ罪という罪はない」発言の麻生財務相に全国で抗議行動(宮本有紀)


「麻生さんは悪気がなかったのかもしれない。これくらいたいしたことないと思ったのかもしれない。では知ってください。セクシュアルハラスメントはどういうものなのか、どういう対応が求められているのか、被害にあった人がどんな気持ちでいるのか」などとスピーチする小島慶子さん。(撮影/宮本有紀)

麻生太郎財務相が5月4日、フィリピンでの記者会見で、福田淳一・前財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪という罪はない。殺人とか強制わいせつとは違いますから」などと発言し、調査を打ち切る考えと報じられたことに対し、女性差別問題にとりくむ研究者や弁護士、ジャーナリストらが呼びかけ、7日、東京、北海道、京都、奈良、大阪など各地で抗議行動が行なわれた。

東京では降りしきる雨の中、財務省前に約100人が集まり、18時からリレートーク、19時に「セクハラ擁護する麻生は辞めろ」「私は黙らない」「#WithYou」などのプラカードを掲げて麻生氏の辞任を求めた。

豪州からかけつけた元アナウンサーの小島慶子さんは「声をあげても最も声の大きい人がそれを弾圧してしまって、声をあげても無駄だと多くの人に思わせてしまうことがたぶん日本中で起きていると思う。声をあげていいんだ、声をあげたときに一人にされないんだ、そして加害者にちゃんと届くんだと思えるような世の中にしていきたい」とスピーチ。

また、セクハラ事件を多く担当してきた太田伊早子弁護士が「一国の大臣が、セクハラは人権侵害であると理解しようとしない。これが日本の現状なんだと思い知らされた。どうりで私も裁判で苦労するはず。でもこれを変えていきましょう」と話し、「麻生さん、あなたが辞めることが日本のセクハラの夜明けです」と締めくくると、大きな共感の声と拍手が起きた。

(みやもと ゆき・編集部、2018年5月11日号)

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