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鉱工業生産4月は弱め、電子部品際立つ不振 先行き計画も慎重化

[東京 31日 ロイター〕 - 経済産業省が31日発表した4月鉱工業生産指数速報は前月比0.3%上昇となり、わずかに上昇したものの、事前の市場予測(1.2%上昇)を下回る弱めの結果となった。在庫積み上がりは止まったとはいえ、引き続き高水準のままで、先行きの生産計画も慎重化している。輸送機械は好調を取り戻した半面、これまで好調が続いてきた電子部品の不振が際立っている。

5月の生産は伸び率はわずかながら3カ月連続の上昇となり、指数の水準も104.4で1─3月期を上回っている。しかし、経済産業省が誤差修正した事前の試算値や市場予測と比べても下振れした。

足を引っ張ったのは電子部品・デバイスで、スマートフォン向けのメモリーや液晶などを中心に不振となり、前月比5.6%低下し、前年水準をも割り込んだ。出荷も低下、このため在庫は急激に増加し、前年を27.0%も上回っている。

他方で、輸送用機械は堅調だ。3カ月連続で上昇し、4月は3.9%伸びた。輸出向け普通乗用車やエンジン、シャシーなど部品も好調。出荷も国内向け販売回復により小型・軽自動車などが増えた。

出荷は全体で前月比1.8%上昇と好調だが、在庫積み上がりを解消するには力不足だ。在庫水準は同0.4%の低下にとどまり、水準は113.0と高いまま。今後の生産の下押し圧力として影響しそうだ。

生産予測指数は5月が前月比0.3%上昇、6月が同0.8%の低下となり、回復力は弱い。4月実績値が予測指数から大幅に下振れしたのに続き、5月予測も前月に発表されていた伸びから下振れし、6月も低下予測となっている。経済産業省では「生産計画は慎重になっている」とみている。電子部品は5月も生産計画が前月比6%程度低下する見通しで、不振が続きそうだ。

経済産業省は生産の基調判断を「緩やかな持ち直し」として据え置いた。

*内容を追加しました。

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