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「報道ステーション」後藤謙次氏の事実誤認と世論誘導コメント

テレビ朝日「報道ステーション」5月23日の放送はあまりにひどい。

コメンテーターの後藤謙次氏は、事実を誤認し世論誘導とも言えるコメントをしました。

この日は財務省の応対記録などが出てきた日であり、そのことを伝えるVTR明けのコメントで、

後藤氏は、

「今日要旨を読みましたけれども、それで見えてきたのはやはり昭恵夫人付きの谷さんが出てきた場面から事態が急に動くんですね。

(富川アナ:2015年の10月ですね。)

籠池さんが神風が吹いたとこう言ってましたけど、まさにこの時期に重なってくるんじゃないかと思うんですね。

それまでは近畿財務局でもやっかいな案件だなっていう感じが非常に文書からも出てるんですね。

それがあの時点から急に動き始める。となるとですね、やっぱり昭恵さんの存在というのが非常に大きいと思うんですね。」

と言っています。

しかしこれは完全な事実誤認で、国有地の貸付と、その後の売買を混同しています。

(理解する力が無いのでしょうか・・・)

谷さんが問い合わせたのは貸付の制度についてのことで、売買とは全く関係なく、谷さんの問い合わせは貸付契約後に、介護施設に適用される50年貸付の制度が学校法人に適用されることがあるのかという制度上の問い合わせをしたまでです。

しかも貸付は完了しており、何かに影響を及ぼしたということはありません。

その後、急に売買の話が出てきたのは、籠池氏が森友の小学校用地から生活ゴミが出てきたと知ってからであり、籠池氏が谷さんとやりとりした時はそんなことはわかっていませんでしたから、相談すらしておりませんので、昭恵夫人も谷さんも土地売買にも8億円値引きにも関係ないのですし、影響の及ぼしようもないのです。

それなのに、後藤謙次氏は事実に反したコメントをしたうえ、世論を誘導する意図すら感じられるコメントとなっています。

おそらく、後藤氏は財務省の開示された資料もほとんど読んでないのでしょう。

こんな人物が共同通信の客員論説委員であり、報道ステーションのコメンテーターであるというのは、メディアが完全におかしくなってきていると言えます。

また、この財務省文書開示について伝えるVTRの内容のおかしさは最近のブログ等のSNSで述べてきましたが、報道機関としてやってはいけない手法も使っています。

VTRの最後に、記者が国会内で麻生財務大臣に質問しているような映像が出てきます。

記者は次のような質問をしています。

「交渉記録が意図的に破棄されていたということなんですが、大臣からの指示はあったんでしょうか?」

「大臣自身の責任はどうお考えですか?」

しかし、VTRを見ていただければわかると思いますが、麻生大臣に聞こえるような声のボリュームで聞いておらず、二問目は麻生大臣が完全に通り過ぎた後に聞いています。

まさに“質問に答えない麻生大臣”という印象付けを狙ったもので、事実を伝える報道機関としてはあり得ません。

テレビ朝日「報道ステーション」は、もう報道番組とは言えないでしょう。

フィクションを放送するドラマかバラエティー番組と捉えるべきでしょう。

『【報ステ】『本省相談メモ』見えてきた“変化”』(テレビ朝日)

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000128002.html

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