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イランに「史上最強」制裁も、米国が核放棄など12項目要求

[ワシントン 21日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は21日、イランが核プログラムの放棄やシリア内戦からの撤退を含む米国の要求を受け入れなければ、米国は同国に対し「史上最強」の制裁措置を導入する可能性があると述べた。

イランは米国の警告を退け、同国高官の1人は、米国がイランの「体制転換」を求めていることの表れだとの見方を示した。

米国は2015年のイラン核合意からの離脱を表明しているが、ポンペオ長官は就任後初めての外交政策を巡る演説で、イランに対する厳しい対応を表明。「イランが容認不能で、かつ非生産的な軌道を変えない限り、一連の制裁措置は一段と厳しくなる」とし、「すべての措置を導入し終わった時には、史上最強の制裁が導入されていることになる」と述べた。

そのうえで、イランが核プログラムを完全に再開させる事態となれば米国には対応する用意ができているとし、イランで禁止された取引を行なう企業に対しては責任を追及すると言明。「プログラムを断念するというわれわれのイランに対する要求は利に適ったものだ」とし、「イランが逆戻りし、濃縮活動を再開すれば、われわれには対応する用意が完全にある」と述べた。

ポンペオ長官はイランに対する12項目の要求事項を挙げ、イランが政策を有意に変更したと米政府が認識しない限り、制裁措置は緩和されないとの立場を表明。

イランに対しウラン濃縮を停止すると同時に、プルトニウムの再処理を2度と目指さないことなどを要求。核プログラムのこれまでの軍事的様相についてすべて申告し、今後は検証可能な方法で恒常的にこうしたことを放棄することも求めた。

2015年のイラン核合意については、米国は新たな合意の取りまとめについてオープンであるとの立場を示し、同盟国の支持を望んでいると表明。「われわれの懸念を共有し、イランの体制から脅威を受けている国は世界に多く存在する。こうした共有が最終的に世界最大のテロ支援国に対する世界的な対応の原動力になると信じている」と述べた。

ポンペオ長官は、イランがシリアやレバノン、イエメンの武装勢力への支援を通じて中東で影響力の拡大を目指しているとも批判し、米国はイランの海外工作員らを「つぶす」用意があると言明。シリアのアサド政権を支援するイラン部隊を撤退させるよう要求した。

イランのILNA通信によると、ロウハニ大統領は、米国が決めたことを世界が受け入れる時代は終わったと述べ、ポンペオ長官の要求を一蹴した。

イランの高官はポンペオ長官の演説について、米国が「体制転換」を求めていることを表しているとの見方を示した。

ポンペオ氏は演説で体制転換に直接は言及しなかったが、ロウハニ大統領とザリフ外相を名指しし、イラン国民は国の指導者に我慢すべきではないと繰り返し述べた。

米ブルッキングス研究所の外交政策プログラム副ディレクター、スザンヌ・マロニー氏は、米政権の手法は「指導者交代の責任をはっきりとイラン国民に負わせ、さもなければ厳しい金融制裁に直面する」と警告するものだと指摘した。

*見出しを修正しました。

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