- 2012年01月19日 12:15
国民生活センターが美容医療・契約トラブル110番をやる
国民生活センターがかねてから注意喚起をしてきた美容医療の問題について、トラブル情報の通報を受け付けるイベントを行う。
来週、1月23日から27日までである。
国民生活センターからのご案内によれば、美容医療の消費者トラブルは悪質なものが多く、
・安価な広告やモニター募集の広告を見て、
・悩みを抱えて、クリニックに訪れた消費者に対して、
・不安をあおり、契約を急かせて
・高額な契約を
・施術内容や副作用などを十分に説明せずに契約させる
などのトラブルが見られる。
例えば、脂肪溶解注射の無料モニターのためにクリニックに出かけたつもりが、注射を120万円分、何十本も打たれた例や、包茎手術などでは、手術代6万円の広告を見てクリニックに出かけたら、下半身裸のまま、施術内容を説明され、緊張から、70万円の手術を契約してしまった、など、驚くような事例が見られる。
この下半身裸のまま高額契約のサインを迫るというのはひどい。誠にヒドイ。
以下、国センの事例集(pdf)と消費者委員会の建議も参照。
しかし、トラブルは減らないので、上記の110番による情報収集をするに至ったということである。
この情報収集の後、国民生活センターとしては注意喚起以上には進めないだろうが、消費者庁による規制や法改正に向けた動きにつながってくのだろうと期待される。
ということで、具体的なトラブル例を知っている方々は、この機会にどんどん電話して、法改正のための根拠となる立法事実を提供しよう。