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EU市民の英金融契約、混乱生じないとの保証ない=欧州副委員長

[ロンドン 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(ユーロ・社会対話、・金融安定)は17日、英国でEU市民が結んだ多数の保険や金融派生商品(デリバティブ)の契約について、EU離脱後も保険金が問題なく支払われるとの保証はないとの認識を示した。

また、金融機関は混乱が生じないよう対策を取る必要があると指摘した。

副委員長は欧州議会で、来年3月のブレグジット(英EU離脱)が強硬に、あるいは協定の締結なく遂行された場合、英保険会社と契約しているEU市民に保険金が支払われると保証できるかどうか問われ、「交渉はまだ続いており、結果を100%見通すことはできないため、保証することにはややためらいを感じる」と答えた。

英国とEUは、ブレグジットから2020年末まで現状を維持する「移行期間」で合意しているが、離脱条件を定めた「離脱協定案」がまとまる10月かそれ以降まで正式決定されない見通しだ。

イングランド銀行(英中央銀行)はブレグジットによって4800万人の保険者に対する将来の支払いなど820億ポンド(1110億ドル)の保険債務が影響を受けるとの推計を示している。26兆ポンド相当のデリバティブにも影響が及ぶ見込み。

英国の保険会社は、ブレグジットの影響を受ける保険契約をEU域内の事業拠点に移す作業を開始している。

銀行や保険会社はEUに対し、既存の金融取引契約については契約期間が終わるまで、ブレグジットに関する取り決めの適用除外にするよう求めてきた。

ただ、ドムブロフスキス副委員長は、混乱を回避するには、EU当局ではなく金融業界が「主要な役割」を果たす必要があるとのEUの公式見解を繰り返した。

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