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海外脱出を目指す中国の富裕層

 中国で、史上初めて都市部の人口が農村部の人口を上回ったと報じていますが‥私は、それが何故ビッグニュースになるのか分からないのです。何故ならば、どこの国においても、国が発展するに伴い、農村部の人口が都市部へ移動する経験があるからです。

 まあ、それは良しとして‥

 先日、センター試験の英語の問題について考えてみたのですが‥試験問題のなかに、ある英語の先生が、授業を始めるに当たってはジョークから入るのが大切だ‥なんていう場面設定がありましたよね。憶えています?

 で、場面を説明する文章の中に次のようなものがあったのです。

 He always tries hard to create funny jokes.

 私、英語の専門家ではないので、自信を持って言う訳ではないのですが、ジョークを考えだすことをcreate funny jokes なんて言うのかと思ったのです。

 create という単語は似つかわしくないのではないか、と。でも、ネイティブでないので何とも判断が
できかねるのです。

 ただ、仮に英米人がcreate という単語を使うとしても、それはそれで少し違和感があるのです。というのも、ジョークというものは、ふっと思いつくとか、他人が言っているのを「それ頂き!」なんて言って自分のものにすることが多いからなのです。それをわざわざ一生懸命作り出すようなことをするのか、と。

 ネイティブ並みの英語の能力がある人のご意見をお聞きできたらと思います。

 ついでに言えば‥これも確信はないのですが、jokeは面白いから jokeであるのだから、それにfunnyを付けるのは蛇足では? なんて思ったりするのです。まあ、でも実際にはfunny joke という言い方をするのが多いのでしょうか?

 まあ、それはそれとして、本日中国のジョークを手に入れました。聞きたいですか?

 では、どうぞ。(このジョークとそれ以降の細かな情報は、米国のnprから取材しました)

 You're not satisfied with China, with the work?

 He says, Ah, I'm pretty satisfied with the work.

 Ah, with the pay?

He says, the pay is good.

How about the politicians?

Oh, it's nice in China.

Then why are you still moving out?

So the guy said, because in other country, I can say I'm not satisfied.


念のために訳も付けておきましょう。

 「仕事が理由で、中国に満足できないのですか?」

 「彼は言います。仕事には非常に満足しています」

 「給料が満足できないのですか?」

 「給料は良いです」

 「政治家についてはどうですか?」

 「その点も中国は優れています」

 「では何故移住しようと言うのですか?」

 「その男は言った。他の国であれば、満足していないと言うことができるから、と」 


 まあ、確かに、授業の始めにこういうジョークを飛ばしてくれれば、英語の授業はもっと面白いものになったでしょうね。

 但し‥この話を外国人たちはジョークと受け取る訳ですが‥当の中国人にとっては割と真面目な話らしく‥最近、中国脱出を試みる富裕層が増えているのだ、とか。

 今や世界第二の経済大国になり、ある調査によれば2016年には米国経済と肩を並べるとまで予想されている中国であるにも拘わらず、です。

 中国人は、今や国内の大都市を目指すのではなく‥といっても、少数の富裕者層に限られる訳ですが‥中国を抜け出して海外を目指す姿が顕著になってきているというのです。

 で、海外のなかでも特にアメリカを目指す者が多い、と。そして、アメリカ側としては、お金持ちの中国人に来てもらいたいらしく、50万ドル以上を米国に投資したものには永住権を与えるシステムまで用意しているのだ、とか。

 とかくこの世は金次第。

 で、改めて富裕層の中国人が海外を目指す理由を確認すると、子供の教育のため、というのと、財産を守るためというのが主な理由なのだ、とか。

 この後者の財産を守るためということを少し説明すると‥中国では土地は国のものであって、個人は飽くまでもその使用権を国に認めてもらっているに過ぎないからだ、と。

 まあ、これだけ聞いてもイマイチ理由が分からないかもしれませんが‥

 中国は一党独裁の国であって、今中国で成功している実業家は、権力者たちと何らかのコネクションを持っている人々だと言われているのですが‥その成功した実業家たちが、この先、ひょっとして一党独裁制にひびが入ると、いつ何時、今の自分たちの地位が保証されないかもしれない‥と少し不安に感じているということがあり、万が一のために、海外に財産を移転しておいた方が安心できるということのようであるのです。

 具体的な数字を挙げると、昨年は約3000件の富裕層が米国の居住権を申請したのだ、とか。4年前には、僅か270件であったことからすれば、急激な伸びになっていると言われているのです。また、中国側の調査によっても、富裕層の約6割が海外移住を考えているのだ、とか。

 中国の昨年のGDPの伸び率が公表されていますが、下がったとは言っても年間9.2%も伸びている訳で‥そうして経済が急成長を続ければ続けるほど、富裕者層は、いつまでも今のままの状態が続くことはないだろうと予想し、海外を目指す動きが高まっているというのです。

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