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民主化運動が招く原油高

原油相場はNYMEX休場中の月曜の時間外取引の堅調から、さらに上げ幅を伸ばしていますね。

1月17日のNYMEX WTI 原油先物の終値は金曜の引け値に対し$2.01高の$100.71/bblで、引け後の時間外取引は$100/bbl台後半です。

中国の昨年第4四半期GDPが減速しながらも予想を上回り鉱工業生産指数も予想を上回るほか、欧州や米国の景況指数が改善しています。主な経済指標の発表後一時はドルの反発を受けてWTI 相場は$100/bbl大台を割りましたが、引けにかけて切り返しました。

中国の12月の原油処理量は前年比4.0%増の3,923万トンで、日量ベースでも前月に続いて過去最高を更新しています。
2011年通年の原油処理量は、4億4,774万トンで前年比4.9%増でした。2010年には前年比の伸びが13.4%だったことを思うと減速が著しいですが、緩やかな成長を好意的に見る市場参加者も多いようですね。

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サウジアラビアのヌアイミ石油相は、このところ欧米のメディアに対し原油価格の$100/bblが望ましいという発言を繰り返しています。
サウジは従来原油価格の高騰が需要の低下を招くことを懸念し、$70~$80/bblを適正価格として相場の急騰局面では増産による沈静化を図ってきました。

サウジは、今もイラン制裁に対する代替原油提供を消費国と協議するなど原油の安定供給には積極姿勢ですが、大きな余剰生産能力を背景に原油需給のバランスをとってきた同国の考える適正価格が引き上げられていることは、供給サイドを要因として原油相場が下げる可能性はかなり小さくなったことを示しています。

サウジなどはアラブの春の民主化の結果、国内の反政府運動を沈静化するためにばら蒔き政策を余義なくされていることから石油収入の増加が求められるようですが、昨年のエジプト革命以降アラブの民主化運動が原油相場に与える影響は小さくありませんね。

2012/1/17
NYMEX WTI Feb$100.71/bbl( +2.01 )
20日移動平均:$99.97( +0.08 )
ボリンジャーバンド
 +2σ:$105.00/ -2σ:$94.95
 幅:$10.06( -1.16 )/ 100日平均:$11.90
ボラティリティ
 25.04 ( +0.26 )/ 100日平均:34.49

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