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米金利すでに「中立」的、利上げに慎重になる理由存在=セントルイス連銀総裁

[ワシントン 11日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は11日、米国の金利はすでに「中立」的な水準に達した可能性があるとし、追加利上げに慎重な姿勢を示した。

同総裁はミズーリ州スプリングフィールドの商工会議所で行った講演で、金利を現在の水準からさらに引き上げれば、法人税引き下げで触発される可能性のある企業投資が冷え込み、労働市場の健全な状況が阻害されるリスクが生まれ、インフレ期待が連邦準備理事会(FRB)の目標に届かない可能性もあると指摘。「現在のマクロ経済状況を踏まえると、政策金利の一段の引き上げに慎重になる理由は存在する」と述べた。

その上で、FRBの動きは速過ぎると感じているとし、インフレ率は現在は2%に近づいているようにみえるものの、市場に基づくインフレ期待の自身の推計によると、市場では「米国では現在はインフレ圧力はほとんどない」との見方が出ていることが示唆されると指摘。金利を据え置くことはインフレ期待を目標に引き戻すことになるとの考えを示した。

また、企業に投資を行なうための時間を提供する必要があると指摘。労働市場では賃金圧力が高まる中、従業員の賃金を引き上げるか、生産性向上に向け設備投資を拡大させるか、企業は選択できるようになっているとし、こうした健全なバランスを長続きさせる必要があるとの考えも表明。「これは均衡化に向けたプロセスであり、インフレ的なものではない」とし、利上げにより「阻害する必要はない」と述べた。

FRBは現在、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現在1.5─1.75%に設定。ブラード総裁は、この水準はすでに中立金利に迫っているとの考えを示した。

ブラード総裁はこれまでもインフレ、経済成長、市場金利が一段と高い段階に入ったことが明白になるまで、追加利上げを待つ必要があるとの立場を示している。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権は持っていない。

*写真を付けて再送します。

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