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台湾に始まり中国経由で韓国に終わる2012年選挙イヤーは東アジアの新世紀の始まりか?

2012年選挙イヤーの幕開けを飾る台湾の総統選挙が行われましたが、国民党の馬英九総統が再選を果たしました。

接戦ではありましたが、オセロゲームのように世界の指導者がドミノ倒しで入れ替わる口火を切らなかったことはボラティリティの面では安心材料かも知れません!?

欧州もS&Pによる連帯責任格下げで騒がしいですが今回はスルーして、2012年は欧州以上に東アジアも注目を集めるかも知れませんね。

新年早々に台湾で始まり、秋には中国、12月には韓国の大統領選で2012年の世界のリーダー交代ラッシュはフィニッシュします。
そして、その2日後にマヤ暦は終わる!?

それに絡めて悲観的なストーリーを、

韓国で北に強硬なリーダーが選ばれ、北朝鮮の若き指導者が暴走して仕掛けて、中国・ロシアが北に味方し、韓国に米国・日本が味方し、どさくさに紛れて中国が台湾に侵攻して併合し、東アジアでの紛争を契機に第3次世界大戦へ・・、

と終末論を強引に妄想するのは簡単ですが、私には全く現実的ではありません。

しかしながら、中国と(東アジアで唯一親日の)台湾、韓国と北朝鮮(と中国)という微妙な関係があり、日本も絡めて東アジアの政治的な緊張が高まる可能性は想定しておくべきかも知れません。

今年の東アジアのリーダー交代で私が一番興味を持っているのが、中国にとって(自国のリーダー交代も含めて)フォローの風が吹く年になるのかという点です。
更に言えば、2013年以降、中国が米国と並ぶ真の大国(G2)へと駆け上がっていくステップを踏めるかという点が最大の関心。(欧州と日本の停滞も政治面では中国にフォローの風・・。)

そういう意味では、親中派の馬氏が選ばれたのは取り敢えず中国へフォローの風が吹いたと言えます。
しかしながら、中国との統一を望む台湾の民衆は少なく、それが接戦になった理由であり、中国が更に力を増すことを恐れる米国も望まないでしょう。
韓国でも経済面で北朝鮮との統一に懐疑的な人も多く、これも中国・アメリカの思惑を含めて今後の展開は読みにくいですね。

サムスンの会長が米国の家電見本市で、日本について「とても進んだ国だったが、力が少し落ちたようだ」と語ったそうですが、ア~ア、上から目線で言われちゃったよ。
日本が世界に誇った電化製品よ、お前もか!

アジア通貨危機で辛酸を舐めて国を挙げて痛みを伴う改革を断行した韓国と、何度も書いてきましたが過去の遺産に抱きついて痛みを恐れて逃げ回って来た日本との立場逆転が見られるのは家電だけではない!(決して家電メーカーだけの問題ではない!)

日本は東アジアの急速な変化を日本海の対岸から傍観者として見物しているだけではなく、東アジアで主体的な外交を展開して変化にリスクを取って飛び込むことが出来るだろうか?

仮に台湾と香港が中国と統一され、韓国と北朝鮮が統一される方向に向かえば、アジアと世界における日本のプレゼンスはますます弱くなっていく。

米国の顔色を窺うのではなく、感情論でもなく、日本は戦略を持って東アジアの隣人達と付き合わなければなりません。
2012年が東アジアの新世紀の始まりを示唆しているなら(その兆候は沢山ある)、日本は日本の未来のために主体的に関わっていくべきでしょう。

もう大して先進ではないし少し力は落ちても、K-POPや韓流ドラマに夢中な民度でも(!?)、戦略なき傍観で日本を日沈む処の国にしてはならない!

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