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英地方選、メイ首相の保守党はロンドンで敗北免れる 労働党苦戦

[ロンドン 4日 ロイター] - 英国で4日地方選が行われ、メイ首相率いる保守党はロンドンで敗北を免れたほか、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の支持層の多い選挙区で議席数をわずかに伸ばした。一方、労働党は大勝の期待に応えられなかった。

EU離脱戦略を巡り議会が首相に反発する可能性が出ている中、今回の選挙は、首相に対する国民からの支持のバロメーターとなった。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で政治学を担当するトニー・トラバース教授は「8年政権にあった政府なら期待できる程度には良い結果」と分析。「メイ首相と保守党は概して安堵(あんど)しているだろう。保守党はブレグジットを巡る断続的な内戦状態に陥っているものの、(最大野党である)労働党の問題はそれよりもっと悪いということを示唆しているからだ」と述べた。

労働党は期待が高まっていたにもかかわらず、ジェレミー・コービン党首の下での最近の支持率回復が頭打ちになっていることを示す結果となった。

ロンドンでは32区で投票が行われ、保守党はサッチャー政権以降牙城としているワンズワース区で引き続き優位を維持した。トラバース教授は「労働党は、有権者をより広範に納得させていることを示すためには、地方選でもっと善戦しなければならなくなるだろう」と述べた。保守党は政治的中心地のウェストミンスター区でも優位を堅持した。

与党は地方選で苦戦する傾向があり、事前調査では保守党が9年ぶりに敗北を喫するとの予想が出ていた。

ロンドン以外では、ブレグジット支持層の多い東部ピーターバラと南東部バジルドンで、保守党が反EUを掲げる英国独立党(UKIP)などから議席を奪い、第1党となった。

一方の労働党は、集中的な選挙キャンペーンにもかかわらず、わずかな数しか議席を伸ばせず。コービン党首は党内での反ユダヤ主義をコントロールできていないとして批判されており、単独選挙区としてはユダヤ人の住民数が最大であるロンドンのバーネット区は保守党が優位となった。

2016年の国民投票で善戦したUKIPは今回、指導者を巡る問題から議席数を大幅に減らした。

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