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- 2012年01月14日 06:40
日中削減でイラン原油輸出既に2割減
原油相場は3日続落となりました。ユーロ圏諸国の格下げ懸念でドル高が進み、原油相場の上値が重くなっています。
1月13日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比40セント安の$98.70/bblで、引け後の時間外取引は$99/bbl台前半です。
EUによるイラン原油禁輸の先送りも、引き続きイラン情勢の緩和要素として弱材料ですね。
日本のイラン原油輸入削減も、野田首相が安住財務相による個人的な意見と語ったことでトーンダウンです。
とはいえ、震災による需要低下と制裁追随姿勢のため日本は既に昨年前半の水準に比べてイラン原油の輸入を3割程度削減しており、制裁には反対の中国も価格交渉のためイラン原油購入量を半減させています。
欧州のイラン原油輸入は減っていませんが、日中の削減量は合わせて日量40万バレル近い数字となり、イランの原油輸出は2割弱減少しているのが現実です。今頃削減を要請するためにガイトナーが日中を訪問したのは、単なるパフォーマンスであることをうかがわせますね。
ゴールドマン・サックスは金曜に発表したレポートで、イランによるホルムズ海峡封鎖の可能性は低いとしています。海峡封鎖は米軍による攻撃と戦略備蓄放出を招き、中長期にはイランとって何も良いことはありませんね。
ただ、ゴールドマンは欧州がイラン原油を次第にサウジ産などに切り替える一方、中国が余剰のイラン原油を自国の備蓄用に調達して市場の需給は引き締まると見ており、WTI 原油相場の3か月見通しを以前の$104.50/bblから$113.00/bblへ、6か月見通しを$113.50/bblから$115.00/bblへ、12か月見通しを$112.50/bblから$113.50/bblにそれぞれ上方修正しています。
国内石油製品価格への補助金廃止に抗議するゼネストが続くナイジェリアでは、石油労組が日曜からストに参加するかどうかを決定します。
原油生産施設でストが始まっても直ちに輸出に影響が出ることはないとされますが、不安要素は膨らみますね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した1月10日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比2.4%増で3週連続の拡大です。
総取組高も前週比1.1%増で、小幅ながら3週続けて増加しています。
(参考図表)
2012/1/13
NYMEX WTI Feb $98.70/bbl ( -0.40 )
20日移動平均: $99.90 ( -0.13 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $105.50 / -2σ: $94.29
幅: $11.21 ( -0.64 ) / 100日平均: $12.02
ボラティリティ
24.78 ( -6.17 ) / 100日平均: 34.70
1月13日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比40セント安の$98.70/bblで、引け後の時間外取引は$99/bbl台前半です。
EUによるイラン原油禁輸の先送りも、引き続きイラン情勢の緩和要素として弱材料ですね。
日本のイラン原油輸入削減も、野田首相が安住財務相による個人的な意見と語ったことでトーンダウンです。
とはいえ、震災による需要低下と制裁追随姿勢のため日本は既に昨年前半の水準に比べてイラン原油の輸入を3割程度削減しており、制裁には反対の中国も価格交渉のためイラン原油購入量を半減させています。
欧州のイラン原油輸入は減っていませんが、日中の削減量は合わせて日量40万バレル近い数字となり、イランの原油輸出は2割弱減少しているのが現実です。今頃削減を要請するためにガイトナーが日中を訪問したのは、単なるパフォーマンスであることをうかがわせますね。
ゴールドマン・サックスは金曜に発表したレポートで、イランによるホルムズ海峡封鎖の可能性は低いとしています。海峡封鎖は米軍による攻撃と戦略備蓄放出を招き、中長期にはイランとって何も良いことはありませんね。
ただ、ゴールドマンは欧州がイラン原油を次第にサウジ産などに切り替える一方、中国が余剰のイラン原油を自国の備蓄用に調達して市場の需給は引き締まると見ており、WTI 原油相場の3か月見通しを以前の$104.50/bblから$113.00/bblへ、6か月見通しを$113.50/bblから$115.00/bblへ、12か月見通しを$112.50/bblから$113.50/bblにそれぞれ上方修正しています。
国内石油製品価格への補助金廃止に抗議するゼネストが続くナイジェリアでは、石油労組が日曜からストに参加するかどうかを決定します。
原油生産施設でストが始まっても直ちに輸出に影響が出ることはないとされますが、不安要素は膨らみますね。
引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した1月10日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比2.4%増で3週連続の拡大です。
総取組高も前週比1.1%増で、小幅ながら3週続けて増加しています。
(参考図表)
2012/1/13
NYMEX WTI Feb $98.70/bbl ( -0.40 )
20日移動平均: $99.90 ( -0.13 )
ボリンジャーバンド
+2σ: $105.50 / -2σ: $94.29
幅: $11.21 ( -0.64 ) / 100日平均: $12.02
ボラティリティ
24.78 ( -6.17 ) / 100日平均: 34.70



