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野党の野望、審議拒否

日本の野党が足並みをそろえてモリカケ日報問題であれこれネタを探し続け、与党を揺すり、「真実の究明を」と叫びます。この姿勢は分からないでもないのですが、真実究明と審議拒否という結びつきが私には理解できないのです。勿論、戦術という意味は知っていますが、野党がこのピンポイントの問題を究明した後何をしたいのか、そこが全く見えてこないのです。

仮に野党の言うように麻生さんを辞任に追い込み、安倍総理の三選を危ういものにしたらそのあとどうしたいのでしょうか?野党がその時、一体感を持って連立政権を作ろうというのでしょうか?

折しも希望の党は分党、一部は旧民進党と合流し、国民民主党となり、一部は希望の党として新たに歩み始めます。さらに立憲民主党もあるわけで本来であれば一枚岩にならねばならないところがどんどん小さなサル山政党が生まれてきます。国民からすれば政党の名前が覚えられてもそれぞれの政策の違いなどもはや全く分からないし、誰がどの党に所属しているか正確に述べよと言われても正解率は10%もいかない気がします。

かつて「アラブの春」でムバラク政権を倒したエジプトの民衆。この時、民意とは「ムバラクを倒せ!」で一致し、その結果、大衆の強大なボイスで政権を倒すことには成功します。が、その後、倒した後どうする、という青写真がなく、エジプトの政治は混とんとし、何度もスクラッチからやり直しを強いられました。イラクもある意味同様だったと思います。

「アラブの春」では目先の明白で単純な目的を達成するためのSNSという点ではチカラは見せつけました。ですが、国の運営とはそれほど単純で単一的なものではなく、重層的で複雑に絡み合う様々な歴史、利権、思想を解きほどき、正しい方向に引っ張らねばなりません。いざ、政権打倒という目的を達成したところで「俺がやる」「こうすべきだ」という意見が百出しまとまりを欠いたというのが実情でしょう。明白な方向性を国民の支持のもとで着実に歩を進めるしっかりした与党がいかに重要か、ということが実証されたよい例だと思います。

そういう点で私は野党が何をしたいのか、さっぱり理解できないのです。おまけにこの時期において分党、新党です。首相や財務大臣を辞めさせてどういう青写真を持っているのか、そこのボイスはただの一言も出てきません。

ところで野党の議員も給与を貰っています。野党政党の運営も税金からねん出されます。つまり、国へのサーバントである点については変わらないわけです。ではその方々が出席しなくてはいけない審議に集団欠席するとしたらどうでしょうか?「仕事をさぼって給与だけ貰うのか?」というボイスがなぜ、国民から出てこないのでしょうか?

言い換えれば日本では日々刻々様々なことが起き、それに対応するよう政治家は国を運営しなくてはいけません。そのために様々な建設的意見を交わし、法律というルールを制定するのが政治家の役目であります。それなのにある一点の問題についてうじうじとし、仕事のサボタージュをする野党を放置してよいのでしょうか?なぜ、メディアは公平な目でこんな野党にボイスアウトしないのでしょうか?

モリカケ日報問題は専門の委員会でも作って延々と審議したらよいでしょう。それとは別に本来の国会運営はあるべきです。にもかかわらず、党利党略ばかりで国民が待ち望む多くの法案が空転することを許してよいのでしょうか?

私のようなボイスをもつ野党の政治家はいないのでしょうか?こんなことをしていれば野党の存在価値そのものを否定する以外の何物でもありません。国対委員長ばかりがメディアに出てくるこんなバカげた政治は見ていて恥ずかしくなります。

では今日はこのぐらいで。

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