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Googleが進化したソーシャル&パーソナライズド検索で開く検索新時代

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今週、Googleの検索結果がさらにGoogle+と連携してソーシャル&パーソナライズ化されたことはご存じの方も多いと思います。まだ一部の検索結果だけに反映される措置のようですが、2012年いよいよ本格的な「ソーシャル検索」時代に突入するのでしょうか?そして長年いわれてきた割には使えなかった「パーソナライズド検索」がソーシャルデータを元にようやく有益な検索手法として定着していくのでしょうか?サーチエンジンランドのダニー・サリバンが斬る検索の最前線を。 — SEO Japan
画像を見るグーグルの検索結果がグーグル史上最も過激な変更を実現しつつある。新しい「Search Plus Your World」(サーチ・プラス・ユア・ワールド)のフォーマットの展開が本日を皮きりに始まったのだ。この新しいフォーマットは、プライベートで共有したコンテンツと公開されているウェブとマッチするコンテンツを探し出し、単一のリスティングに全て混合する。
この変更は現在行われているが、数日後に完全にローンチされるまでは一部の人達しか見ることは出来ない。サーチ・プラス・ユア・ワールドはグーグル.comにサインインし、英語で検索を行う人達のみを対象としている。グーグルは検索結果の上に次のようなメッセージを出して通知する:

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この新しいシステムには、プライベートで友達や家族と共有したコンテンツ、そして、ウェブ上のマテリアルを、2つの異なるシステムを利用することなく、1回の検索で探すことが出来るメリットがある。
しかし、サーチ・プラス・ユア・ワールドは、プライベートなコンテンツが公開されているかのような形で表示されるため(実際には公開されていない)、プライバシーに関して懸念を持つ人が現れる可能性はある。また、プライベートなコンテンツが当初の意図を超えて友達や家族の目に触れる機会が増えることで心配するユーザーも出てくるかもしれない。
新しいフォーマットおよびその機能は、新たな火種をグーグルに持ち込む可能性が高い。検索エンジンを悪用して、自分のコンテンツに有利な計らいをしたり、競合者を締め出す人達が現れるリスクもある。
それでは、サーチ・プラス・ユア・ワールドの仕組みから、このシステムによって生じる問題の一部を詳しく見ていこう。

以前: パーソナライズド & ソーシャル検索の結果は別々


グーグルは2005年6月からパーソナライズドの結果の提供を始め、個人の行動および興味を基にとりわけ個人のユーザーが興味を持つと見なすことによって、特定の結果のランキングを押し上げる取り組みを行ってきた。このランキングの後押しがない状態では、このような結果は特定の検索で上位にランクインすることは叶わなかった。

パーソナライズドの結果は拡大され、2007年2月から新たな様式で提示されるようになった。その後、2009年12月、パーソナライズドの結果を表示するためにこの機能を選択する必要がなくなった。グーグルにサインインしていなくても、ある程度まではデフォルトで有効にされるようになったためだ。
それとは別に、グーグルは2009年10月よりソーシャル検索の結果の提供も行っている。これらの結果もまたパーソナライズドされているが、個人の行動ではなく、知り合いを基にリスティングが構成される。ソーシャルの検索結果においても、ランキングの押し上げが行われている。
当初、グーグルのソーシャル検索の結果は“通常”のリスティングとは隔離されていたが、2011年2月から通常の検索結果に組み込まれるようになり、知り合いが作成したコンテンツだけでなく、各種のソーシャルネットワークを介して知り合いのユーザーが共有したコンテンツも結果に含まれるようになった。

現在: パーソナル、プライベート、パブリック & ソーシャルが一つになる


サーチ・プラス・ユア・ワールドのローンチによって、デフォルトの状態で、新しい「パーソナル結果」画面が登場している。この画面は、自分自身の行動およびソーシャルネットワークでのつながりに基づいて得たリスティングを以前と同じようにパーソナライズする。さらに、グーグル+のソーシャルネットワークで共有されたコンテンツもまた表示されるようになった。
グーグルのランキングアルゴリズムを統括するアミット・シンガル氏は、この新しい機能について話し合った際、「ソーシャル検索アルゴリズム、パーソナル検索アルゴリズム、そして、パーソナライズド検索アルゴリズムは1つのアルゴリズムになり、好まれるだけでなく、役に立つような形式でグーグルは融合しているところだ」と述べていた。
以下のいずれか、もしくは双方のインディケーターが表示されるため、パーソナライズドの結果が現れると分かる仕組みになっている:
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この例で左側に向かう矢印が示すメッセージには、「50ページのパーソナルの結果と41万9000のその他の結果」が見つかったと記載されている。50のうちの幾つかは表示されている結果の1ページ目に組み込まれる。
別の矢印は、グーグルが導入した、SEOに関わる人達が以前から求めてきたアイテムを指している。このトグルを利用すると、パーソナライズドの結果とパーソナライズドされていない結果を切り換えることが出来る。

このトグルについては後ほど詳しく説明する。人物のアイコンが記されたこのボタンが暗く表示されている場合、結果がパーソナライズドされていることを意味する。

ウェブの結果内のプライベートなコンテンツ


まとめると、パーソナライズドの結果には以下のアイテムが含まれる:

  • ウェブのリスティング
  • ウェブのリスティング: 個人の行動によって上位に押し上げられている
  • ウェブのリスティング: ソーシャルなつながりによって上位に押し上げられている
  • 公開されているグーグル+の投稿、写真、またはグーグルピカサの写真(全てのウェブのリスティング)
  • プライペートまたは“限定”されたグーグル+の投稿、写真、または、グーグルピカサで共有した写真

最後のアイテムは最も過激な変更である。プライベートなコンテンツが、全てのウェブにまたがると思われる検索で提供されるようになるのだ。以下に例を挙げる:
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グーグルが提供しているこの例では(矢印付き)、[You shared this 'Limited'](制限付きで共有済み)と言うメモと一緒に写真のうちの1つが表示される仕組みが紹介されている。
これはパーソナライズド検索をシンガル氏が利用した際の実例である。シンガル氏は飼い犬のチクの写真を全世界に公開するのではなく、グーグル+で限定的に共有していた。この画面で紹介されている同氏の夫人が飼う犬、シルパの写真もまたプライベートモードで共有していた写真である。
本日行われた変更が行われる前は、シンガル氏、夫人、そして、その他の共有した人達が「chikoo」で検索した際に検索エンジンはこれらの写真を全く表示しなかった。公開されていなかったため、グーグルは写真を見ることが出来なかったのだ。
シンガル氏や写真にアクセスした同氏の知り合いが写真を探したい場合、完全に別個のグーグル+ 検索を利用しなければならなかった。
この新しい機能は、限定で共有されたグーグル+の投稿、もしくは、グーグルピカサでプライベートモードで共有された写真を探す際にも役に立つ。
若干分かりにくいが、結果を掘り下げ、グーグルが“パーソナル結果”と呼ぶ結果を利用することも出来る。これはグーグル+またはピカサからコンテンツを得るための手段である。先程掲載したイメージを思い出してもらいたい。

画像を見る
「パーソナル結果」のリンク(または左側の“もっとツールを見る”のオプションの「パーソナル」)をクリックすると、正真正銘のパーソナルな結果が表示される。

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