記事
  • ヒロ

スマートスピーカーは普及するのか?

スマートウォッチが世に出た時、一部の人は先を争って買っていたのを覚えています。私に懐疑心があったのは十分な用途が見えなかったからで、持ち歩いているスマホとどう差別化するのか、ここがクリアではありませんでした。さらに腕時計というジャンルにおいて従来の貴金属というファッション性、デザイン、高級感という確立されたイメージとどう対峙するのか、ここも明白ではなかったと思います。

そういう疑念を抱きながらも実は私は結構初期にスマートウォッチを購入しています。そして3カ月も使わずにお蔵入りとなりました。用途がフィットネスなどに限られ過ぎていたこと、そのフィットネスにおいてもどうしても必要だとは思われなかったこと、バッテリーがすぐ切れること、外にしていくにはあまりにも安っぽく結局普段の時計に付け替えていたため、だんだん、魅力が失せていってしまったのです。

そういう経験を踏まえてよりクールな目でスマートスピーカーの売れ行きを見ています。まだ私は買っていません。いろいろチェックはしているのですが、踏み切れないのは現時点では欲しい情報はスマートスピーカーに聞くよりパソコンでささっと検索した方が詳細な情報を得られるからでしょう。(普通、家にはパソコンがあるのです!)またスマートスピーカーからの情報が十分ではなく、YES-NO的なピンポイントの回答だという点も不満なところです。(なぜそういう回答なのか、背景の情報が分からないのです。)

また、ラジオのスイッチを入れるぐらいボタン一つ触るだけですからわざわざ「おい〇〇、ラジオの〇〇チャンネルを出してくれ」というよりひょいと手を伸ばした方が早いのです。

スマートスピーカーを疑似体験したければ手持ちのスマホに喋りかければいいのですが、私の持っているiPhoneに「おい、Siri」と声をかけたくないのは理解してもらえないことがしばしばで反応したと思ったらウェブの検索リストが出てきて結局、自分でやらされるのか、と思うからです。ここまで来ると好き嫌いの問題でしょう。

スマートスピーカーが販売され始めて概ね2年になりますが、普及の具合はといえばアメリカではスマートスピーカーにアクセスできる人が成人人口の約2割にあたる4730万人に達したとされます。但し、これは家族や一緒に住んでいる方を含めた数で売れた台数はこの何分の一かになります。アマゾンもグーグルもいろいろ工夫した動画の宣伝を流しており、価格も手頃なことから「一つ、買って見ようか」ということなのかもしれません。

そんな中で、ブルームバーグによるとアップルのスマスピ「ホームポッド」は不振が続き、減産指示が出たと報じられています。話題になったのは発売当初だけでその数週間後にはすっかり高揚感はなくなったようです。ちなみに最新のシェアはアマゾンが73%、グーグルが14%、アップルが10%ぐらいのようです。アマゾンが売れる要因はグーグルをしのぐ圧倒的なヒアリング能力と質問分析能力にあるとされています。

では本題のスマートスピーカーは普及するのか、ですが、個人的には今は第一期でその用途については売る方も使う方も模索しているように感じます。この模索時期を超えると多分、専門的な用途に変わってくるとみています。

例えば私がスマートスピーカーがあればよいと思うのは一人住まいの高齢者の話し相手。いわゆる介護ロボットなどが既に開発されていますが、価格面で割高感があるのは否めません。単に高齢者がスマートスピーカーである花子さんとか太郎さんといった好きな名前が付けられる相手と「いつもの会話」ができればいいと思っています。スマスピから「ひろさん、花に水をあげましたか?」「今日の朝は何を食べましたか?」「それはもう3日も同じものを食べていますね。」「冷蔵庫の牛乳の賞味期限がそろそろですよ」などとスマートスピーカーから忘却予知をして自動的に声をかけてくれる機能が今後を制すると思います。

クルマにスマートスピーカーもありでしょう。例えばナビ機能で行先案内はしてくれますが、「今日、どこそこでこんなイベントやっています」とか「今、通りがかった〇〇スーパーで特売しています」といった道中の情報や天候の急変、事故情報を聞かなくても勝手にしゃっべってくれるとありがたいかもしれません。音声が邪魔なときはフロントガラスに文字を映し出してくれればよいですよね。

仕事場では秘書機能でしょうか?出社して「おはよう、タミー」といえば今日の予定のみならず、昨日やり残した仕事、交渉中の案件の進捗状況、部下からのリクエストがいつでも引き出せるといいと思います。「ひろさん、〇〇さんへの返事、まだしてませんよ」と忘れそうな仕事を催促してくれたり、「ひろさんの持っている〇〇の株が急騰しています」とか「為替がいくらです」と暫時ボイス情報があるのも悪くないかもしれません。

要は使い勝手がまだそこまでこなれていないということかもしれません。やはりもう少しソフトを含めた周辺環境が整うのを待った方がよいのかもしれません。でも市場拡大の可能性はスマートウォッチと比べればはるかに高いのではないでしょうか?私は期待しています。

では今日はこのぐらいで。

あわせて読みたい

「スマートスピーカー」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    堀江氏 バイトテロは昔からある

    キャリコネニュース

  2. 2

    海老蔵が豊洲で都知事をバッサリ

    BLOGOS編集部

  3. 3

    「貧乏人は犬飼うな」はその通り

    永江一石

  4. 4

    徴用工訴訟 逆提訴が日本のカギ

    AbemaTIMES

  5. 5

    バカッター 実は低リスクで驚き

    シロクマ(はてなid;p_shirokuma)

  6. 6

    いきなり! セブン出店戦略に学べ

    内藤忍

  7. 7

    日韓関係 耳傾け合う姿勢が希薄

    宮崎正

  8. 8

    「悪夢の前政権」外交面では事実

    MAG2 NEWS

  9. 9

    西川先生の池江巡る発言は暴論?

    中村ゆきつぐ

  10. 10

    慰安婦解決と天皇の謝罪は別問題

    非国民通信

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。