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長かったこの政権もいよいよ

形勢が悪くなれば外交、外国の脅威に国民の関心を向けることで政権の危機を乗り切ってきた安倍晋三首相だが、いまは、国会の論戦で自らの側で居並ぶ閣僚たちからも一丸となって答弁に立ち向かっていこうという気迫はもうない。委員会審議で首相の背後に座っている麻生太郎財務相などはこれはもう「首相案件」(総理イッシュウ)だからだれも助け舟など出せないとばかりに他人事のような顔をし、ときに笑顔すら浮かべている。もはや首相は裸の王様に近いふうがある。だれもかばうことはできないところに来ている。

答弁の最中、ヤジがうるさいのに、普段なら「答弁しているんですよ」と言うのにそれすら言えず、騒音にめげず答弁書を読みまくった。

もはや、答弁の内容を伝えるということが目的ではなく、聞こえようが聞こえまいが「答弁したよ」という事実だけが重要であるかのようだった。

中身は、むろん、無い。

無い中身だから、聞かせようがないということをさすがに本人も承知だったのかもしれない。

閣僚席の御仁ですら、もはや、聞いていない。

政治家個人の問題で1年間ズルズルと問題が続き、最近、報道の執念と意地による頑張りでウソの殻を次々と打ち破ってきた。

政策に対する質問の答弁書づくりなら優秀に機能する役所も、ウソの上塗りのお手伝いはできないから、ますます意味不明な説明にならない説明に陥っている。

長かったこの政権もいよいよ終わるときが来たか。

地方自治体の議会で、ことの良し悪しに対する評価の仕方で、これはだれがどう考えても良くないこととされるようなことを指摘する議員に、首長は「いや、間違ったことではない」と答弁するのはごくフツウにあること。

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