記事

相撲の女人禁制は単なる女性差別。今すぐやめよう

1/2

 働く女性支援を続けてきた、認定NPO法人フローレンスの駒崎です。

 土俵で倒れた市長を、女性看護師が救急救命しようとしたら、「女性は降りろ」と行司が言った、という信じられないような事件が起きました。

倒れた市長の救命女性に相撲協会「土俵から下りて」 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180405/k00/00m/040/131000c

 人の命より伝統を優先するその姿勢に、社会の厳しい目が向けられたわけですが、実はその「伝統」 とやらも、実はたいしたことはなく、今となっては単に女性差別だ、と確信しています。

 以下、説明します。

(本記事作成において、北海道教育大学紀要「相撲における「女人禁制の伝統」について」吉崎・稲野から多くを引用しています)

【最古の相撲は女相撲】

 日本の史書に初めて「相撲」という言葉が登場したのは、日本書紀の雄略天皇部分。

 「雄略天皇が采女(うねめ)を呼んで、采女がその場で服を脱いで、相撲をとった」とあります。

 采女とは、天皇や皇后の側で食事など身の回りのことを行う女官のことです。

 え、女官?

 最古の記録にある相撲から、女相撲です。

 いきなり女人禁制じゃありません!なんなんでしょうか。

【室町時代にもなかった女人禁制】

 1596年刊行の「義残後覚」に、相撲の記載があります。

 勧進相撲といって、今で言うところの寄付集めのファンドレイジングイベントですが、そこでは色んな人達が、寄付集めをしている側の力士に挑んでいくのですが、その中に女性の僧侶(比丘尼)もいた様が描かれています。

 室町時代でも女人禁制なんて、ないわけです。

【女相撲が盛んだった江戸時代】

 では後の江戸時代ではどうか。

 めっちゃ女相撲やっています。

 しかも、男性の方の相撲の本場、回向院(今の国技館があるところ)で開催されているのです。

あわせて読みたい

「大相撲」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    女子大生が教える最新ラブホ事情

    BLOGOS編集部

  2. 2

    N国が退潮か 我孫子市議選で落選

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  3. 3

    日本の金継ぎがイギリスで大流行

    幻冬舎plus

  4. 4

    東京五輪後は一切面倒見ないIOC

    舛添要一

  5. 5

    沢尻容疑者甘やかされた芸能生活

    渡邉裕二

  6. 6

    解雇規制緩和を主張する人の矛盾

    非国民通信

  7. 7

    「桜を見る会」はちっぽけな問題

    小林よしのり

  8. 8

    飲食業成功は簡単 堀江氏正論か

    メディアゴン

  9. 9

    GSOMIA破棄目前 韓国に奇策も

    文春オンライン

  10. 10

    コクヨのぺんてる買収 TOBなのか

    山口利昭

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。